銭湯・奥の細道 (東北の銭湯巡り)

東北を中心に、全国の銭湯(公衆浴場・お風呂屋さん)を紹介します! あと少し温泉共同浴場も。

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銭湯のミライとは?③ ~銭湯ファンは風呂屋に火をつけろ!~

書きにくい...
今まで書いてきた「銭湯のミライ」の3章の中でもっとも書きにくい...
他の風呂屋さんや浴場組合の話なら部外者ゆえに客観的に見れる。
だが、今回は自分の話でもある。
それに「銭湯ファンは何をすべきか?」という問いを常に考え続け、今も考え中だから。
なので、これだと!という明確な答えはありません。
半分、違うだろ!くらいの反応を期待しつつ、考えるきっかけになればいいと思って書きます。
まあ、ごちゃごちゃ書いてないで始めます!


「銭湯のミライとは?」というタイトルで4本書きました。 今回は3回目「銭湯ファン」編です。
↓読んでいない方は是非読んでみてください
第1回目銭湯編 「銭湯の多様化とそれを許容する事」 
第2回目浴場組合編 「ここがへんだよ浴場組合」 
番外編 「~数から銭湯を見てみよう!~」




◎銭湯ファンがいまやるべき事
① 風呂屋に『火』をつけろ!!!
② 脱「町田忍」的銭湯観!!! 「建物」から『人』へ
③ 近くて遠い、町の銭湯。

☆『銭湯力』をあげる、超裏技!!!



B1mcpj-CQAEkk3x.jpg 京都市・長者湯にて。
① 風呂屋に『火』をつけろ!!!

放火のススメではありません。
つけるのはお風呂屋さんのハートの「火」です!!!
言い変えると、「お風呂屋さんのモチベーションをあげよう」という事です。
銭湯ファンが今やるべき最大の仕事、そして一番簡単で効果が期待できる事がこれです!


銭湯のご主人や女将さん(特にご主人かな?)は
銭湯・仕事に対するモチベーションが低い方が多いです。
感じませんか?なんで銭湯の人はあんな無反応なんだろう? (←流行っていない銭湯ほどこの傾向が強い。)
逆に、番台やフロントに妙に元気よく迎えられただけで「ここはいい銭湯だな」と確信します!
風呂屋の仕事は、毎日毎週毎年の繰り返し来る客も毎日ほぼ同じで、ある種のルーティンワーク。
しかも拘束時間も長く大変、やりがいを感じる機会も少ない、と聞きます。

ある銭湯でのお話です。
浴室の壁が昔はペンキ絵があったようだけど、今はただの白い壁。
ご主人に「なんでペンキ絵なくしたんですか?」って尋ねたら
「ペンキ絵描き変えても(常連さん)誰も気づいてくれないし止めたんだ」...
いや!!
正確には気づいていた人はいたはず。だが、それを声に出して店側に伝えてくる人がいなかった。
誰かお客さんの一人でも「ペンキ絵変わったんだ!いいね!」と言ったら
ご主人のモチベーションがあがってそのままペンキ絵描き変え続けていたかもしれません。

今回は対象がペンキ絵の話だったが、これがもし「銭湯」を続けるかどうかの状況だったら?!
(銭湯等でのイベントも、実は銭湯やってる側のモチベーションを上げるという“裏の目的”があります。)

モチベーションをあげる為に何をすればいい? 難しい事ではないです。
番台やフロントで帰る時に一言声掛ければいいんです!

入ってみて良かった所(一つで十分)、遠方からわざわざ来たならその旨を。
評論する必要はないです、見たまま言えばいいのです
「ペンキ絵あるんですね」「浴室明るいですね」等々
本当に何も言う事褒める所なければこう言ってください↓
「すごく暖まりました!!」

あなたの「銭湯一言運動」が積もり積もれば、銭湯存続の一つのキーになるかも?!



② 脱「町田忍」的銭湯観!!! 「建物」から『人』へ

なんで雑誌やテレビでの銭湯特集の時、
いつも同じ銭湯(東京だとほぼ決まった10軒ほど)が紹介されるんでしょうか?
東京には銭湯はその10軒しかないのでしょうか?
都内には600軒以上、全国には4000軒以上の銭湯があり
それぞれにその銭湯ならではの魅力があるのに本当もったいない。

突然ですが、銭湯の好きな人に聞きたい。
なんで、銭湯が好きなんですか?
ちょっと改めて考えてみてください。好きになったきっかけでもいいですよ。


先日、千葉市の検見川にある「梅の湯」という銭湯に行った時
雨の降ってる日急いで向いましたが、店に着いたのは閉店時間15分前でした。
「すいません、今から入れますか?すぐ上がるんで」と聞いたら
番台の女将さんが 「寒かったでしょ~。急がないでゆっくり暖まっていってください~♨」 と言ってくれた。
初めて行った銭湯です。この言葉にどれだけ救われたか。
その後、「ぜひうちの露天も入ってて!」と言われ露天風呂にも入れてもらい、
東北の風景を描いたペンキ絵の解説等 それこそ家族総出で『おもてなし』してくれました。

これなんです!!!
僕にとっての銭湯の魅力というのは!
「銭湯」とは、銭湯のご主人・女将さん・そこで働く人であり、常連さんや銭湯周辺の店等も含め、「人」です。
やっぱり、『銭湯は人』なんです!!!


従来の銭湯観だと、この銭湯の最大の魅力が大きく抜け落ちてた、と思います。
もちろん、町田忍さんをはじめ昔からの銭湯ファンの方の功績は認めますが、
語り口があまりにも建物や物、歴史の部分に偏り過ぎていて、「銭湯の魅力」の一部しか伝えられていないように感じます。

建物が立派な所よりも優しい女将さんのいる銭湯の方が100倍魅力的だし
もう一度行きたいと思わせる銭湯です!
銭湯の評価ポイントを、従来の建物重視の基準から「人」や「それぞれが好きな部分」に移せば、
「この銭湯は建物や設備的にはフツーだけど、○○ではどこにも負けない。日本一の銭湯だ!」となる訳です。
全国すべての銭湯が一番になれる可能性がある。その方が面白いし、楽しくないですか?

「キング・オブ・銭湯」ってなんですか?
一人一人がマイ“キング・オブ・銭湯”を堂々と語っていいんじゃないですか?!

これは一回目に書いた「銭湯の多様化」にもつながる事です。




③ 近くて遠い「町の銭湯」

これは多くの趣味にも共通している事ですが
「たくさん行ってる人」「多くの事を知ってる人」が凄い・偉い、という価値観があります。
確かにそれはあると思います。
でもこれだけ色々と書籍やインターネットが充実していて、ある種情報が飽和している状況で
今必要なのは面白いのは、対象を新しい価値観や切り口で語れる人ではないでしょうか?

町田さんや下北沢つかささんなど昔からの銭湯ファンの方の話を聞いてて、いつも気になるのは「意識」の問題です。
銭湯の未来なんて真剣に考えてるのかな?本当に色々な人に銭湯に行ってもらいたいのかな?と感じる事が多いです。
逆に若い人の方が
意識を持って「銭湯の魅力」を伝えようと、色々な銭湯に行ってもらおうと努力してると感じます。
少なくとも、今までの銭湯マニアが伝えられなかった部分の「銭湯の魅力」を発信してると思います。

そもそも「偉い・凄い」という価値観が変かもしれませんが、あえて言うなら
「何百軒、何千軒の銭湯行った人・知識のある人よりも、
たとえ入った銭湯の軒数は少なくとも
自分の視点や切り口で新しい『銭湯の魅力』を伝えてる人の方が偉いです!!!」



最後に、
「銭湯」が現在の抱える一番の問題は (廃業、施設の老朽化...等とはまた別の次元の話)
一般の人からすると、「銭湯」が『非常に遠い存在』になっている事ではないでしょうか。
料金的にはスーパー銭湯よりも、距離的には温泉地よりも、
確実に近い存在のはずの「町のお風呂屋さん」が大半の人の心から遠い。

この問題はみんな薄々気付いているけど、明確な『答え』を出している人もいまだにいない。

その離れてしまった「銭湯」と「一般の人」をつなぐ存在として
『銭湯ファン』の活動が重要になるんじゃないかなと思います。



先日ある銭湯から直接電話が僕にあり
「テレビ局がうちに取材に来て、ディレクターの方が『銭湯・奥の細道』みてきたと言ってました」
と丁寧にお礼がありました。こういう反応があるとうれしいし
自分の知らない人がHPを見て銭湯に足を運んでくれたと聞くと、やってて良かったなあと思います。

確かに銭湯というジャンル、反応薄いです。
こういう文章も書いてて誰が見てるんだろうと思う事も多いです。
でも、自分が面白いなあと感じた事・やりたいなあと思った事、とりあえずやってみればいいと思います。
たとえ失敗してもそれによって初めて分かる事多いし、
情報を発信・活動を続ければ
必ず見ている人はいます!やってる意味はあります!!!


image(7).jpg 千葉市検見川「梅の湯」






☆『銭湯力』をあげろ!!!

結局ところ、抽象的な事ばっかりで具体的な事言ってないじゃないか?と思った人に、
『銭湯力』をあげる、銭湯をより好きになる為の超裏技を書いておきます。
(これは銭湯ファンのみならず、銭湯経営者にも効果ある方法です)

超具体的です

1.三重県伊賀市の「一乃湯」さんに行ってご主人と話してください。

2.熊本県熊本市の「世安湯」さんに電話してください。


IMG_8667.jpg 熊本市・「世安湯」

ここは、銭湯界の「精神と時の部屋」です。(←元ネタが分からない人は検索してね)
これで確実にあなたの『銭湯力』は短期間で倍以上になります。
2軒とも真剣に「銭湯について話したい」と言えば喜んで対応してくれるはずです。
(↑事前にこの事相談したら2軒とも快く了解してくれました。当たり前ですが訪問・電話は営業時間内に)

伊賀の一乃湯のご主人、とにかく「銭湯」に対して熱いです!
この「銭湯のミライは?」という連作を書くきっかけになったのも
ここのご主人に触発されたからです。
熊本の世安湯の女将さん、今まで全国の銭湯に電話して来て
ここだけです、県下の銭湯一軒ごとの良い所を丁寧に解説してくれたのは。
「銭湯愛」に溢れてて非常にポジティブです!
断言します!2軒とも全国トップレベルの銭湯です!

何を言ってるか分からないと思いますが、
とにかく体験してみてください!
そうすれば、きっと意味が分かります。


僕のこのHP等の活動の目的は
「一人でも多くの人に銭湯に足を運んでもらうこと」
ほぼその一点です。
銭湯一覧・マップ、銭湯紹介、今回のコラム的なものもすべてその為です。
当然賛否あっていいです。
その結果、一人でも多く銭湯に足を運んでくれるようになれば
いいと思ってます。


image(8).jpg 三重伊賀・「一乃湯」

おしまい。



「銭湯のミライとは?」

第1回目銭湯編 「銭湯の多様化とそれを許容する事」 
第2回目浴場組合編 「ここがへんだよ浴場組合」 
番外編 「~数から銭湯を見てみよう!~」
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