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銭湯・奥の細道 (東北と全国の銭湯巡り)

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喜久乃湯 (秋田県大館市) ♪おすすめ

○喜久乃湯(「喜」は草書体使っている場合あり)


住所 秋田県大館市字一心院南93−1  (最寄り JR 東大館駅)  【 地図 】
電話 0186-49-4473  
営業時間 14時〜21時 [日曜日は朝湯9時〜21時]  
定休日 第1・3月曜日(冬季は毎週月曜日?)


【2013年8月入浴】

今回の秋田の旅行で一番入りたかった銭湯!!!喜久乃湯!
大館最後の1軒!
2012年の1月、建物が火災で全焼。
その8ヶ月後、同じ場所に新しく建て直し、2012年9月に再オープン!


  
東大館駅から歩いて10分ほど
大通りに面した一角にあった!ピカピカの喜久の湯!
真新しい建物と古い煉瓦積みの煙突の対比が素晴らしい!

番台には女将さんがいて、入浴料360円を払って入る。
脱衣所と浴室もピカピカだ!
バリアフリーの為に、段差をなくしたり少し番台の場所をずれた以外は
基本的な配置は以前とほぼ同じらしい。
焼け残って使える物は使ったので、煙突、湯口、藤かご、テーブル、あと料金表のみ以前の物。
女将さんは「火が上からまわってきて、それ以外は全部燃えちゃってね」と話していた。
    
    

すっきりした清潔な浴室。
湯船に入ると、新しいタイルがつるつるなんとも気持ちいい!
風呂からあがって
珍しい青森のサイダーを飲む。旨い!


湯上り、女将さんと話す
やはり、
再開にあたって工事費(特に配管系)は非常にお金がかかったそうだ。
息子たちからは「もうやめた方がいい」と言われたそうで、
「もちろんやめる事も考えたけど
明治時代創業の長い歴史があるこの銭湯を、
写真でしか見た事ないようなおじいちゃん・おばあちゃんから受け継いだこのタスキを、
自分の代で断ち切ってはいけないと思った」

喜久の湯さんの家系は
「男子は早死にする事が多くて、女系でこの銭湯を繋いできた」そう。
いまもご主人は体を悪いくしていて女将さんが一人で営業している。
「23歳でここに嫁いできて、そのまま銭湯の仕事やらされてそれからずっと番台に座っている。
昔は旅行も行けず不満に思った事もあったけど、今はそういう気持ちも消えた」
1畳ほどの番台スペースを指差し
「まさに箱入り娘!」と笑っていた。

その他にも、秋田は仕事なくて孫や若い人はみんな都会に行って帰って来ない、
雪国だから冬は家の中でやる仕事しかなくて、
でもその分 秋田の人は、一つの事に腰を据えて打ちこむのが得意!
等々色々な楽しいお話しが聴けた。


長く続いて欲しいと願う銭湯だった。
また行くよ〜


※浴室は許可もらって写真撮ってます。

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