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銭湯・奥の細道 (東北と全国の銭湯巡り)

東北を中心に、全国の銭湯・スーパー銭湯・日帰り温泉・サウナ・共同浴場を紹介します!

2012年10月 | ARCHIVE-SELECT | 2012年12月

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高砂湯(岩手県花巻市・廃業)

○高砂湯


※2014年12月23日から休業。そのまま、設備老朽化等の理由で廃業しました。
花巻行ったらまた訪ねたかった銭湯なので、残念です。


住所 岩手県 花巻市藤沢町411  【 地図 】
電話 0198-23-6093
営業時間 15時〜21時
定休日 月曜日
最寄り 花巻駅(JR)    駐車場あり
 


【2012年11月入浴】


宮沢賢治の故郷
岩手県花巻市に唯一残った銭湯です。

 
冬場は寒さ対策だだろう、入口は2重の扉。
これと言って派手さはないが、脱衣所は掃除は行き届いている感じがしました。
「受動喫煙の危険性」の新聞記事が貼ってありました。


浴室に入ると、湯気が充満していて、「東北の湯治場」といった趣。
床のタイルが所々陥没していて水がたまっている。
湯気のせいだろう、壁や天井がカビだらけだが
ここまでいくと、ある種の模様・アートにすら見えてくるから不思議。

浴槽は、一つの浴槽が浅と深に分かれている「大陸棚方式」(←勝手に命名)
男女境が異常に高いのも特徴かな?3M以上はあったと思います。
島カランも合わせてカランが20近くあるので、地方銭湯としては規模大きめだろう。


よく暖まってから、女将さんに話を聞いたら
去年の3月11日の地震の時には特に被害はなかったが
その数日前の大きい地震で、女湯の鏡が落ちたり、煙突が傾いたりしたそうです。
昔はご主人が壊れたらタイルとかも自分で直していたが、
肩を壊してからは細かい補修もままならなくなってしまった。と言っていました。


「今度ボイラー故障したらやめるかも
その前に、私たちが故障したらやめるかもね」

と女将さんが冗談交じりに話していましたが
これは今の銭湯全体を表したような言葉だと思いました。
出来るだけ、長く続けてほしい!


 
翌朝の写真。併設のコインランドリーは24時間開いてるみたいです。

すぐ近所にあった煙突、なにかの工場のものかな?


そういえば、
高砂湯に行く前に寄った中華料理屋「かっぱ飯店」当たりでした!
知らない町でこういう平均点のちょい上の中華料理屋に出会えると嬉しい!
ここのご主人、銭湯と宿の場所丁寧に教えてくれました。


| 花巻、遠野、一関 | 08:26 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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末広湯(岩手県花巻市・廃業)

○末広湯


住所 岩手県 花巻市末広町9−3
2010年頃?廃業


【2012年11月訪問】

2年ほど前に廃業したと、同じ市内の高砂湯さんが言ってました。


住所と地図を頼りに狭い路地を入って行くと
看板等ははずされてましたが、なんとも味のある建物は当時のまま
残っていました。
 
まさに宮沢賢治の物語の世界!(自分の勝手なイメージ、実は賢治作品ほとんど未読)

立派な煙突が隣のアパートに食い込むような形で残っていました。
煙突先が欠けているように見えたが、元からなのだろうか?
 


今では珍しい「でんわ」の看板が
各家庭に電話がない時代、地元の人が集まる場として
銭湯に電話機が設置されていたのかな? なんて想像してしまう。


↓営業当時のレポートがこちらのHPにあります
関西の激渋銭湯



花巻市内の店もなかなか味があります。
吹張町の商店街


その近くのスナック街
 
ただのイタズラ書きかと思ったら
「武装戦線」という名前の店だった!!!
行った時は営業している感じはなかったが。

| 花巻、遠野、一関 | 08:23 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ながまち梅の湯(岩手県盛岡市)

○ながまち梅の湯



住所 岩手県 盛岡市長田町2-26   【 地図 】  
電話 019-652-8800
営業時間 14時〜21時50分
年中無休
最寄り 盛岡駅(JR)   駐車場あり

【2012年11月訪問・未入浴】

ここ、清川湯と並んで盛岡駅から近い銭湯です。歩いて5分くらいかな。
ビル型銭湯で、ビルの2階です。
元々は「I&B」という違う屋号?で同じビル内にビジネスホテルも入っていたらしいが、
今は介護サービスの会社が入っています。
  

サウナもやっていて、
定休日なしで営業時間も盛岡市内では長い方なので
次回盛岡に来た時に入りたいと思います!

同じ経営か分かりませんが、裏のビルにはコインランドリーもありました。

| 盛岡市 | 18:27 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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グリーン銭湯(廃業・岩手県盛岡市)

○グリーン銭湯 


※2018年12月に廃業したようです。

住所 岩手県 盛岡市緑が丘4-7-36   【 地図 】 
電話 019-661-1579
営業時間 15時〜21時
定休日 月曜日

最寄り 厨川駅(遠い。IGRいわて銀河鉄道)     駐車場あり


【2012年11月訪問・未入浴】

通りから見える大きい「ゆ」の文字とレンガ造りの煙突が目印。
入口は奥の方にあります。外観から見てもちょっと不思議な配置(改装によって変わったとか)
 

「アネックスカワトク」という大きいショッピングセンターの近くにあります。
最寄りの駅はIGRいわて銀河鉄道の厨川駅ですが、そこから徒歩で行くと恐ろしく遠いです!
(行ける距離かな?と思って歩いて失敗しました)
この辺りまで盛岡駅から路線バスも出ているようなので、それを利用する方が無難かと。

| 盛岡市 | 18:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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濱乃湯(岩手県大槌町・廃業)

○濱乃湯


住所 岩手県 上閉伊郡大槌町安渡3丁目5 付近
2011年3月の震災で廃業。


【2012年11月訪問】



ここは2011年3月の津波被害を受け、廃業したそうです。
建物も解体され、既にありませんでした。
本当にわずかに入口と浴槽のタイルが確認できるだけでした。
 


元々は、大安タクシーのビルの1階部分に銭湯が入っていたそうで
近くの高台に移転していた、大安タクシーの営業所で話を聞けました。
「濱乃湯」さんの事を聞いたら
わざわざパソコンから、震災後解体前の写真を印刷してきてくれました。
↓この写真の1階左部分が「濱乃湯」だったそうです。



大安タクシーさんありがとうございました。



余談ですが
ここ探すのに結構苦労しました。なにしろ情報がなくて。
東京都の公衆浴場組合の理事さんのツイートに
http://mobile.twitter.com/aizenyu/status/71447380922347520?

「大槌の浜乃湯」というのが書いてあって調べたんですけど
住所すら出てこなくて、一回は「存在しなかった」と結論すら出しました。

その後、「濱乃湯だったら大槌町安渡にありましたよ」という地元の方の情報でなんとか
元あった場所ですが、たどりつく事ができました。

情報をくださった地元大槌町の方々には本当に感謝です。

また今回、地方の銭湯の情報の少なさを改めて痛感し、
現地に行ったり地元の人に聞く事が大切だと感じました。
やっぱり、ネットに出てる情報は一握りでしかないんですね。


| 釜石、山田、大槌、大船渡 | 19:19 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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玉乃湯(岩手県大槌町・廃業)

○玉乃湯


住所 岩手県 上閉伊郡大槌町新町6 付近
2011年3月の震災で廃業。

【2012年11月訪問】

場所は元大槌町役場の裏あたりで、一帯が津波被害を受けていました。

玉乃湯は2011年3月11日その日まで営業していましたが、
津波の被害を受け、
今回行った時には建物も解体されなくなっていました。

    
草が結構生い茂っていましたが
浴室と浴槽のタイルは確認できました。

地元の方の話だと
近くに金魚屋があって、お湯が熱かったとか。
震災前の地図を見ると、狭い路地を入って行く「まちの銭湯」という感じだったのではと
想像できます。
あと、本町には「徳の湯」という銭湯もあったらしいです。
こちらは20年くらい前に廃業したらしいですが。


玉乃湯の経営者の方、震災後行方不明になったままだそうです。


【追記】
玉乃湯の親族の方から直接メールを頂き
上記の、震災当日まで営業していた事と、経営者の方が未だ行方不明である事を
教えていただきました。

| 釜石、山田、大槌、大船渡 | 19:17 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ますと乃湯(岩手県大槌町・廃業?)

○ますと乃湯


住所 岩手県 上閉伊郡大槌町小鎚第27地割32−6
2011年の震災の津波被害により廃業?


☆2021年6月22日に奇跡の復活グランドオープン!!
詳しくは↓
◎岩手県の銭湯・スーパー銭湯・日帰り温泉・サウナ・共同浴場 全軒一覧&マップ


【2012年11月訪問】

ここは、銭湯(公衆浴場)ではなくスーパー銭湯です。(入浴料は650円だったとか)
震災前は地元の人達で結構賑わっていた大槌の人気施設だったそうです。

海に近く川沿いの場所で、津波の被害をもろに受けたのだと思います。
その後、建物も取り壊されて、
行った時は、建物は跡かたもなく完全な更地状態でした。


建物の裏には、大きいショッピングセンターの「MAST」があり
名前の通り、同じ経営者だったようです。

ショッピングセンターの「MAST」の方も津波被害を受け建物は全壊だったようですが
その後驚くようなスピートで再建、2011年の12月には再オープンしました。


↑これ、震災前の写真じゃなくて、2012年11月のです!
ここで買い物をしましたが、建物が全壊だったとは信じられないくらいピカピカの店内に
お客さんもたくさんいました。


地元の人から聞いた話だと
ますと乃湯の方は震災前から赤字状態で
再開の話も今のところないみたいです。

グーグルストーリーヴューの画像(建物取り壊し前、2011年10頃)
再建中の「MAST」が裏に見えます。
  

| 釜石、山田、大槌、大船渡 | 19:13 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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竹之湯(会津若松市)

○竹之湯



住所 福島県 会津若松市上町7−26 地図 (最寄り JR会津若松駅)
電話 0242-24-9007
営業時間 15時30分~21時
定休日 毎月7日、17日、27日
駐車場あり


少し前までは7軒あった会津若松市の銭湯ですが
いまはここを含め3軒だけ。

市内には大江戸温泉物語や会津若松駅前に富士の湯(入浴料390円!)なんて
スーパー銭湯もあり、市内の公衆浴場は営業がなかなか厳しそう。



【2012年7月入浴】


浴室内はシンプルな東京型の銭湯を小さくした形。
壁は緑色に塗られ、白いタイルが何とも清潔感を感じます。
桶や椅子もきれいに整頓されている。
店の方の普段からの丁寧な掃除や手入れしているのが分かります。

開店直後という事もあって、浴室に人が入ってくる度
常連さん同士「ウーッス」と挨拶を交わし、なんともいい雰囲気。


これと言って特別なものはありませんが
こういう清潔で雰囲気の温かい銭湯は大好き!!!


男女の境はまたしても「東北銭湯」の特徴
曇りガラスだ!

女将さんもとても良い方で
会津若松市内の銭湯の状況や
震災時の状況なども話してくれました。

竹之湯は10数年前に改修工事をして
建物も補強したそうです。(確かに浴室の真ん中に後付けの柱がありました)
おかけで3月11日の地震でも建物が壊れる事もなく
倒れる物さえなかったそうです。
でも、煙突だけは心配だったので
震災後短く切って土台も補強したそうです。


帰り際に「わざわざ遠くから来てくれたから」と
あかべこキーホルダーいただきました。
こういうちょっとした気遣いとてもうれしい。
早速かばんにつけてます!



あと、
ここの銭湯行ったらトイレ行ってください。
達筆で書かれた注意書きが面白いです。

| 会津若松、喜多方 | 15:13 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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中の湯(福島県会津若松市)

○中の湯


住所 福島県 会津若松市材木町2-6-14 地図 (最寄 JR西若松駅)
電話 0242-27-8574
営業時間 18時頃〜21時30分
定休日 毎月7日、17日、27日
駐車場あり


【2012年7月訪問・未入浴】


ここの営業時間ですが
まず表に書いてある「営業時間15時半〜22時」ではありませんでした。
直接確認した時間は17:30(夕方)〜21:30 でした。


最初見た時は、もうやっていないかとすら思いました。



ここも市内の城前温泉と同様に
団地に隣接していて、古い団地なのでお風呂の付いていない家もあり
そうした方が入りに来るそうです。

建物の正面が奥に来る配置なので
正面の門構えがよく見えずなんとももったいない。
  

近所の方の話だと
夕方になると近所の団地の方や車で来る方もいるそうです。

こういう小さな銭湯も地域の方にとってはかけがえのないものなんだなと思いました。
同じ市内の竹之湯さんの話だとお一人で営業されているそうで
夕方からの営業じゃないと難しいらしいです。



【2012年9月再訪問・入浴】




この時は、猪苗代「風とロック芋煮会2012」という音楽フェスに参加し
観かった怒髪天を泣く泣く途中で切りあげ、中の湯に向かいました。
会津若松駅からタクシーまで使い、
営業時間に間に合いました!


「男湯」「女湯」の表示がなんか凄い。
半分はずれかけた戸をあけて入ると
番台に女将さんが座っていました。
遠くから来た事を伝えると驚かれていました。


浴室に入ると凄い!!!
こんな銭湯が全く世に知られていないなんて、
地方の銭湯恐るべし。


まず、目を奪われるのがペンキ画。

 
中島さんや丸山さんペンキ絵師とはまた違う繊細なタッチ。
女将さんに話を聞いたら、
昭和末期に地元の看板屋さんに描いてもらったもので、
男湯は裏磐梯、女湯は御薬園 という共に会津若松の風景を描いたもの。
二十数年たっているはずだが、あまり劣化していない。
女将さんは具体的な金額までは言わなかったが、製作費かなり高かったらしい。
でも、それだけの価値は十分にあったと思います。

浴室内は
半数以上のカランが今は使えない状態になっていて
正直結構ボロが来ています。カランのお湯もぬるい。シャワーは適温。
なんでも、近年の原油高がありそんなに長く続けるつもりはなかったので
改修とかあまりしてこなかったそうです。
   

浴槽は深い大きいのと、浅い小さいの、2つ。
うー、あったかい。
レトロ看板も目をひく。
男女境は、東北銭湯の特徴? 曇りガラス!


あと、桶
上の方の写真では「黄色ケロリン」に見えるが、
改めて考えてみると、これもしかすると「白ケロリン」だったのでは?!
要するに使いこむ過程で色が「白」→「黄」に自然に進化したのではないかと。
実際女湯や脱衣所には白ケロリンがいくつかありました。


とてもレトロな浴室で
入浴後他にお客さんもいなかったので
女将さんの許可を取って写真撮らせてもらいました。
ついつい調子のって閉店時間を過ぎてしまい
女将さんに迷惑かけてしまいました、すいません。

  

| 会津若松、喜多方 | 14:43 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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城前温泉(福島県会津若松市)

○城前温泉


住所 福島県 会津若松市城前1−50 地図 
電話 0242-27-7453
営業時間 14時〜22時
定休日 毎月10日、20日、30日
駐車場あり


【2012年7月訪問・未入浴】


名前の通り、鶴ヶ城(会津若松城)のお膝元にある銭湯。
ここ団地の敷地内にあり、古くからある団地なので
構造上お風呂がつけられない家庭もありその為にこの銭湯が残っているというのが現状のようです。



増築して建物を足したのだろうか
場所によっては屋根の上に建物が乗っている不思議な設計である。
 


正面はシンプルだが
入口扉のイラストがとてもカワイイ!!



初めて見るイラストだが、この銭湯オリジナルだろうか?

| 会津若松、喜多方 | 14:08 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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