銭湯・奥の細道 (東北の銭湯巡り)

東北を中心に、全国の銭湯(公衆浴場・お風呂屋さん)を紹介します! あと少し温泉共同浴場も。

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風呂屋なら絶対に読まなければならない『熊本銭湯の日記』

※重要な案件なので、銭湯、スーパー銭湯、温泉施設等を経営されている方・働いてる方は
必ず最後までお読みください。


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 熊本銭湯HP( http://kuma1010.com/ )2016年9月15日のスクリーンショット。 現在の営業状況とは違います


明日で熊本地震から1年が経とうとしていますね。

先日、ある県の銭湯の方から銭湯の災害対応について聞かれ、
「去年の熊本地震後の銭湯の対応について概要」を教えて欲しいと言われました。

ご存じの方もいると思いますが、その辺の事はすでに
熊本県公衆浴場組合の世安湯の坂崎さんがまとめて、『熊本銭湯』で公開しています。
ただ、過去記事になり見つけにくい状況になっていて、存在を知らない銭湯関係者の方も多くいるので
今回、まとめて紹介したいと思います。


去年4月の熊本地震後の
熊本の銭湯、スーパー銭湯、温泉施設の被災者入浴支援、情報発信等の活動は
自分なんかが想像できないほどご苦労があり、そして言葉で語りきれないほど価値のある活動でした。
先日の厚生労働大臣からの熊本県公衆浴場組合への『感謝状』は当然だと思います。

それと同時に、熊本や東北、鳥取の事を、どうせ他県の話と思い
こうした情報も自分の事として見ようとしない同業者の方が多い現実を非常に残念に思います。
熊本地震直後の入浴支援の事は全国ニュースになりましたが、
その後熊本市の市街地の銭湯は、この1年間で9軒中4軒が廃業した事をご存じですか?
(※地震が廃業の直接的原因でない所もあります)
「災害時に銭湯は役に立つ」とかろくに知りもしないで発言する銭湯関係者や銭湯マニアの方もいますが、
これが被災地の銭湯の現実です。


この後に紹介する「熊本銭湯の日記」も、
地震後の記録を取っておけば、今後他県の銭湯や温浴施設の方達にとって役に立つだろうと
災害対応で目が回るほど忙しい中、データを取ってまとめて公開してくれた熊本銭湯の方達には
本当に頭が下がる思いです。
実際、この記事を読まれた他県ある銭湯の方は、
自分の店や浴場組合で災害対策を考える際の大変な参考になっているとおっしゃってました。

今回紹介する「熊本銭湯の日記」を読んだからといって、災害対策・絶対安心ではありません。
ですが、こうした事例を知っているのと知らないのでは、今後の対応が全く変わってきます。
だから、温浴施設に関わる人は絶対に読まなければならないのです。

熊本銭湯の方へは、2017年の新たなスタートを楽しみにし、
今後も影ながら応援していきたいと思っています。


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↓以下が 『熊本銭湯』内で公開された、2016年4月の熊本地震関連の記事です。↓

熊本銭湯の日記『2016.4.14 21:26』  熊本銭湯HP 2016.08.17公開 
4月14日夜の第一震での、各浴場の状況・お客さんへの対応について。

熊本銭湯の日記『2016.4.15 AM 』  熊本銭湯HP 2016.08.23公開
あけて4月15日の各浴場の状況や浴場組合の連絡、連携について。

熊本銭湯の日記『2016.4.15 無料入浴支援へ 』  熊本銭湯HP 2016.08.23公開
無料入浴についての行政との連携や各浴場の協力体制について。

熊本銭湯の日記『2016.4.15 各銭湯の工夫』  熊本銭湯HP 2016.08.23公開 
無料入浴での各浴場の対応について。

熊本銭湯の日記『2016.4.16 SNSとマスメディア』  熊本銭湯HP  2016.08.25公開 
4月16日未明の本震と、今回熊本の被災者入浴で非常に重要なポイントとなった情報発信について。

グループ補助金・認定結果について  熊本銭湯HP  2016.08.31公開 
地震後の復興事業でとても重要な「グループ補助金」についての記事です。
この各浴場の申請書類作りは、世安湯さん大変ご苦労されたそうです。


熊本銭湯、 2016年4月のブログ  2016年5月のブログ
地震直後から、熊本銭湯が一丸となって日々情報発信していた様子が分かります。
※誤情報の拡散を防ぐため、一部削除された記事もあります。




銭湯・奥の細道では、世安湯さんの協力のもとに
災害時の銭湯や浴場組合、スーパー銭湯、温泉等の温浴施設の対応等をまとめて、
「銭湯の災害対応マニュアル」 として、必要な方に、配布しています。

また、今年の3月に実際に熊本に飛んで
熊本市内の銭湯とスーパー銭湯、温泉施設の3軒でそれぞれ2時間前後
地震後の対応等について詳しく聞いてきたので、今後それをレポート等何らかの形で
発信したと思っているので、しばらくお待ち下さい。

銭湯・奥の細道

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地震・災害時に「正しい情報」を見極める!~ネット・SNS(ツイッター)の活用方法~

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NHK NEWS 2016年11月22日6時24分頃のスクリーンショット


熊本地震、鳥取県中部地震で被災された熊本、大分、鳥取の方に心よりお見舞い申し上げます。

このページ、「銭湯・奥の細道」というサイトをやっている原沢という者です。
今年4月の熊本地震の際、熊本市の銭湯・世安湯さんのご協力もあり
熊本市と熊本県の入浴施設情報を調べて公開したところ、
非常にたくさんの熊本の方々が見て利用していただきました。
また、その情報を地元メディアや熊本市、熊本県庁、中央省庁の方も災害対応等を考える上での参考にされていたそうです。
その際、よく聞かれた質問として
「どうやってこの情報を集めたのか?」「この情報は正しいのか?」というものでした。

スマホやインターネット、SNSの普及で、災害時でも自分でネット情報を調べたり発信したりする事が可能になりました。
ですが、その調べ方や情報の見極め方がなかなか理解されておらず、
誤情報・デマの拡散や、それを見た現地の被災者の方が迷惑するという事態が多く起きました。

僕自身は埼玉住まいで直接被災した訳でもなく、避難生活を体験した事もありません。
なので、被災地の状況を理解しきれていない部分も多くあると思います。
ですが、今回の熊本地震や東日本大震災の際に得た経験や情報から
多くの人の役に立てればいいなと思い、これ書くことにしました。

先日も鳥取で大きな地震があり、また11月22日にも福島で地震があり首都圏でも大きな揺れを感じました。
このように近年大規模災害が多発し、
「日本全国どこでいつ大きな地震・災害が起きてもおかしくない」状況です。
これから書くことを知っていれば必ず安心という訳ではないですが、覚えていて決して損はないと思います。
また、日常でも役に立つ場面はあるかと思います。少し長いですがお読みください。


目次
◎災害時「正しい情報」を見極める
1. 情報の発信元「だれ」・時間「いつ」が不確かな情報は、信じるに値しない。
2. その情報は一次情報なのか二次情報なのか?
◎災害時どこの情報を信じればいいのか?
1. まず、『東京防災』を手に入れる。
2. 区市町村の役場、都道府県、中央省庁 の出す情報を確認する。
3. 地元の新聞社・テレビ局・ラジオ局の情報を見る。
4. 個々の店の電話対応、HP更新は様々。
◎災害時、ネット・SNSの活用
1. 災害時のSNS(ツイッター)は、諸刃の剣。
2. 知りたい細かい情報を調べる際、ツイッターのキーワード検索が便利。
3. 災害情報のまとめHP、まとめマップは、有益なのか?
◎まとめ
○  まず、自分たちの身の安全を第一に考え、落ち着いて状況・情報を的確に判断し行動する。





◎災害時「正しい情報」を見極める
スマホ・パソコン、ネットやSNSの普及によって、災害時でも情報の取得・発信がしやすくなりました。
それ故に災害関連の情報の量も莫大になりました。
その中から本当に正しい、自分にとって役立つ情報を集め見極める方法を知っておく必要があると思います。

1.情報の発信元「だれ」・時間「いつ」が不確かな情報は、信じるに値しない。

特に災害時は一日・数時間ごとに状況や情報が変化します。
昨日は「正しい最新情報」であっても、今日は「間違った古い情報」になる事が多くあります。
また、ネットやSNSでの情報の「拡散」や「まとめ」が非常に簡単にできるようになって
その発信元が不明な情報、『情報に対する責任』が不明確な事がとても増えました。
同じ事柄について書かれた情報でも「情報源」によってその価値は大きく差が出ます。
例えば、被災地の担当者が出した情報と、遠く離れたどこの誰だが分からない人が出した情報では
その情報の正確さや信用度は、全く違うはずです。

だからこそ、災害情報を見る際は、その内容も大事ですが、
まずはその情報の「発信元・情報源」、「何月何日の何時段階の情報」なのかを必ず確認するクセをつけてください。
その2つの点が不明確な情報は、はっきり言って信用できません!
すでに数週間も前の古い間違った情報かもしれません。
逆に、正しい情報を伝えてる人や記事は、必ずその2点ははっきりさせています。

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 熊本銭湯HP( http://kuma1010.com/ )2016年9月15日のスクリーンショット。現在の営業状況とは違います


2. その情報は一次情報なのか二次情報なのか?
正しい情報を見極める上で、「一次情報・二次情報」という考え方は非常に重要です。

一次情報・・・その本人や現地の方、記者等が直接見たり・聞いたりして得た情報。
二次情報・・・一次情報を元に作られた新聞・TV・ネット等を介して、伝わったりして得た情報。
※この言葉の意味、分野や人によっても定義や使い方が違いますが、今回は上記のような意味で使わせてください。

例外はありますが、基本的には一次情報の方が二次情報より、事実に近い「生の情報」といえます。
もちろん、正確で役立つ二次情報はありますが、情報が伝わる過程で内容が変化したり時間が経過したりする場合があります。また、見る人の思考や立場によって、元の情報に『バイアス』(ある種の偏り・偏向)がかかる事がよくあります。

災害時、特に重要になるのは『一次情報』です!
なので、その情報が「生の情報・一次情報」なのか? 「伝わってきた・二次情報」なのか?
見極めて取捨選択するだけでも、情報精度はグッと上がります。

災害時、信用できる一次情報が得られる情報媒体(新聞、テレビ、ラジオ、HP)を見つける事が大事です。
また、一つの情報を過信し過ぎず、複数の情報から総合的に判断する(情報の裏をとる)事も大事です。





◎災害時どこの情報を信じればいいのか?
では、信用できる情報媒体を見つけるにはどうしたら良いか?

1.まず、『東京防災』を手に入れる。

地震・災害時の対応、防災については色々な本が出ているので、詳しくはそちらを参考にしてください。
おすすめは、東京都が作成した 『東京防災』 かなと思います。
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昨年、都民対象に配布され話題になった本です。とても分かりやすく災害時必要な情報がコンパクトにまとまっています。
災害時の対応については、東京都以外でも共通の部分が非常に多いです。
東京都以外でも 全国の一部の大型書店 で140円で買え、アマゾンでも入手可能なので、
都民以外も事前に一家に1冊持っていた方が絶対いいと思います。

近年の大規模災害をみていると、地域や状況によって差がありますが
→電気・ネット・電話→→→水道→ガスの順でライフラインが復旧することが多いです。
東日本大震災の際は、停電が数日以上続き、電話も直後は混線してつながらなかったようです。(地域差あり)
熊本と鳥取の場合は、電気と電話はかなり早い段階で回復しましたが、水道やガスは、東日本大震災と同様に復旧に数週間かかったそうです。


2. 区市町村の役所、都道府県庁、中央省庁の出す情報を確認する。

熊本市防災サイト
 熊本市の防災サイト( http://www.city.kumamoto.jp/bousai/default.aspx ) 2016年11月6日のスクリーンショット。

災害情報としてまず最初に、区市町村の役所や都道府県庁、中央省庁の出す情報を確認します。
災害対応で現場対応の指揮や情報の集約を行うのは各区市町村の役所です。
なので、災害情報も役所に一番集まっています。
最近では、各区市町村のHPでも、平常時から災害情報のページがあったりする所が増えています。
また、災害が起きてから特設のページが立ち上がる所もあります。

都道府県や区市町村によっては、独自の防災マニュアル(紙媒体)を配布している所もあるので
各区市町村のHPやそうしたものを今すぐでもチェックしてみるのもいいでしょう。


3. 地元の新聞社・テレビ局・ラジオ局の情報を見る。

くまもと県民テレビ
 KKTくまもと県民テレビ( http://www.kkt.jp/index.html ) の熊本地震関連情報・特設ページ(現在は終了) 2016年4月18日のスクリーンショット。

上記の区市町村の情報では、なかなかフォローしきれない
ガス、水道、電気、電話のライフライン、炊き出し、営業している店や入浴施設等の情報は
地元の新聞社・テレビ局・ラジオ局が、新聞・テレビ・ラジオやHPを使って発信してくれるので確認しましょう。
やはり地元メディアは、被災地周辺に多くの記者がおり機動力・情報網もあります。地元の方との関係も出来ているので
大手の新聞社やテレビ局等よりもきめ細かく正確な情報を出してくれる事が多いです。


4. 個々の店の電話対応、HP更新は様々

電話が通じるようになると直後から、個々の店には近隣の方や様々な人から営業確認等の電話が大量にかかってきます。
あまりに多い電話への対応に人員が割けないので、意図的に電話を取らない店も多く出ます。

営業している店の中でも、災害後の営業情報をHP等に更新出来る所と出来ない所が出てきます。
これは店のHPの制作を専門会社に依頼している所も多く、店の側の人は内容の更新や変更が直接出来ない場合があるからです。ですから、HP見て災害被害の事を特に書いていないから通常営業してるんだと早合点するのは間違えです。

また、熊本の方から「地震が起こると今まで全く面識のない全国の人から『頑張って』等の激励の電話が多数かかってきてその電話応対に心身ともにたいへん疲れた」ということを聞きました。
なので、応援したいお気持ちは理解できますが、無用な激励の電話は現地の方の苦労を増やす結果になるので
控えた方が良いと思います。





◎災害時、ネット・SNSの活用
役所、新聞社・テレビ・ラジオでも取り上げない、より細かい自分に必要な情報を探す際、ネット・SNSは有効です。
ですが、何点か注意すべき点があるので書きます。

1. 災害時のSNS(ツイッター)は、諸刃の剣

冒頭に書いた「熊本の入浴施設」の情報を熊本地震発生直後に作った際、元々2015年にまとめていた「銭湯と温泉施設一覧」を元に、基本一軒ずつ電話をかけて営業確認していきました。
ですが、災害直後で電話対応を出来ない所も多く、その為そういう所はツイッターでの検索で確認しました。

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 ツイッター Twitter  140字の短かい文章や画像・動画を投稿するSNS(ブログ)の一つ。

災害時のツイッターの利点は、その「リアルタイル」性と、誰でも簡単に投稿できる故の「情報の細かさ」だと思います。
グーグルやヤフー等のネット検索だと、地震直後はどうしても災害前の通常時の情報しか出てこない事があります。
SNSだと、ほかにフェィスブックとかもありますが自分の安否や情報発信するのには有効でも、欲しい細かい情報を探す場合には不向きと感じました。
ツイッターは、ポイントを押さえれば自分の知りたい情報を探し出すのに非常に便利ですが、
玉石混交。注意しないと(災害時は特に)誤情報の宝庫でもあります。


SNSは、リツイート・シェア(人の書いた文章・記事をそのままコピーして発信する機能)により
情報の拡散が非常に簡単な為、間違った・古い情報がいつまでもリツイートされ続け残る事態が必ず起こります。
リツイート・シェアしている人は誤情報を広げている意識は全くないので、
ある種『善意の誤情報・拡散』です。
災害情報の場合、リツイートされている回数の多さや著名人がリツイートしているからといって
情報が正確・有益であるとは限りません。また、写真がついてるからいって真実とは限りません。
むしろ、先に書いた「情報源」「いつの情報」なのかを確認しその情報の正確さ・鮮度を確認する方が重要です。

ツイッターはじめとするSNSの場合、
その情報の発信者のプロフィール(特に住んでいる場所が重要!)と前後の投稿を確認するだけでも、
情報の見極めは、ある程度までは可能です。
災害時のデマやイタズラのツイート投稿の拡散も、全員がこれをすればいくつかは防げたのではないかと思います。
少なくとも自分が誤情報の拡散に荷担することはなくなると思います。


2. 知りたい細かい情報を調べる際、ツイッターのキーワード検索が便利。

ツイッター一休3a
熊本市で地震直後から営業再開した「一休」という温泉施設についての2016年4月18日のツイート(投稿)の一部です。
(個人のアカウント名など、一部画像処理しています)
熊本市の地元の実際に行った方が混雑状況などを投稿しているのが分かります。

単に情報を調べるだけなら、ツイッターに登録(アカウント取得)しなくても出来ます。 ※端末環境によっては登録が必要な場合もあり。
ただし自分で情報発信したり、人とやりとりする場合は、アカウント取得が必要です。

(1) ツイッターのトップ画面から、左上の「虫めがね」マークをクリックすると、「キーワード検索」出来ます。
(2) 「○○(市町村名) ローソン」「熊本 △△の湯」と、より地域等を絞ったキーワードを入力し検索する。
(3) その際、「すべてのツイート」にするのが大事。 「話題のツイート(トップ)」と「すべてのツイート(ライブ)」があるので、「すべてのツイート」をクリック。そのキーワードを含む投稿が新しいものから順に表示されます。

その中から、プロフィール等を確認しながら、地元の人が発信しているもの(一次情報)を拾い出ます。
大概こういう細かい情報は、地元の学生や若者が書いていることが多いです。
「□□町のローソン、やってたー!」 みたいな感じで。

 ツイッターのトップ画面  ※ログインの有無、使ってる端末環境によって違いあり
ツイッター1
 
 ツイッターのキーワード検索画面  ※ログインの有無、使ってる端末環境によって違いあり
ツイッター2a


ツイッターの検索機能を使った事ない人は、試しに「○○(自分住んでいる町の名前) ××(自分のよく行く店・飲食店)」等で検索して見てください。 →→→ ツイッター Twitter


2. 災害情報のまとめHP、まとめマップ は有益なのか?

熊本地震の時そうでしたが、
災害時、有志(個人、NPO、学生団体等)によって
「避難所・給水所・コンビニ・入浴施設」等の生活情報や災害情報をまとめたHP、マップが立ち上がることが多いです。
膨大な情報を見やすくまとまっていて一見すると非常に役立ちそうですが
その正確さには、疑問符がつくものもあります。

まず、そうしたHP・マップをまとめている人は、現地の人ではないことが多いです。
なので、災害が起きた後から情報を集め始め一からHP・マップを作り出します。
これらは、自分たちが直接調べた情報というよりは
先に挙げたような市役所・マスコミの出した情報をただコピペしてまとめている事が多いです。
要するに一次情報でなく「二次情報の集合体」です。
なので、情報の時期や正確さにバラツキがあったり
また、現地の人だったら必ず気づくような大きな間違えがあっても見落とす事があります。

もう一つ大きな問題として、こうしたサイトは更新作業をしない所が多い!
たいがい、地震直後に一度作るとそれに満足してしまうのか、その後の更新をサボってしまう。
災害時は毎日状況が変わるため、正確な情報を伝えるためには更新・情報の鮮度が重要なのに…
なので、こうしたサイト・HP・マップを活用するのもいいですが、
より正確な最新情報を知りたいのであれば
元になった、市町村・県や地元メディアの情報を確認した方が良いと思います。

こうしたまとめHPやまとめマップを作る方もそうですが、
災害に関する情報を発信する書く方は、『その情報のその後』にも責任を持って欲しい。
状況が変わったり救援等が不必要になったのなら情報の削除・更新。これを絶対にして欲しい。





◎まとめ

「まず、自分たちの身の安全を第一に考え、落ち着いて状況・情報を的確に判断し行動する。」

東日本大震災の際に被災した宮城県仙台市の銭湯かしわ湯の若女将さんが教えてくれた言葉です。
まずは、身の安全を確保、自分たちの「命」を守ることが第一です。
これ以上に大切なことはありません。

災害時、絶対はありません。予期せぬ事が起こるのが当たり前です。
今回書いたことも災害対応の本に載っていることも、決して絶対ではありません。
いくらインターネットやSNSが発達したからといって、それはあくまで情報を得るための補助的なものに過ぎません。
大事なのは、目の前の状況や情報に的確に判断し行動することです。

その際、家族や友人、自分の身近な人、近隣の方との協力・情報共有がとても大事になります。
熊本の世安湯さんは、店の常連さんが教えてくれた情報やかけてくれた言葉、近所の人たちの応援が
何よりの支えになったと話してくれました。
災害は非常に特別な事です。ですが、災害対応は日常の延長にあるともいえます。


地震や大災害は起こらないに越したことはありません。
でも、もし起きた時にその現地の人の苦労や負担が少しでも軽く出来たらと思って
今回の記事を書きました。
この記事が、自分で考え調べるきっかけや、何かのお役に少しでも立てたらと思います。


これまでお話をお聞かせくださった、岩手・宮城・福島・熊本の方達
ありがとうございました。

2016年11月14日


2016年11月22日 一部追記。




参考資料
『銭湯(公衆浴場・入浴施設等)の災害対応マニュアル』  監修協力・熊本県公衆浴場業生活衛同業組合 世安湯 作成・「銭湯・奥の細道」 2016年
『東京防災』 東京都総務局総合防災部防災管理課 2015年 東京都
『実践ジャーナリスト養成講座』 花田達朗・ニューズラボ研究会 2004年 平凡社
『熊本銭湯』 http://kuma1010.com/ 2016年11月閲覧
その他、多数のWEBページを参考にしました。

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【重要】 「銭湯の災害対応マニュアル」を無料配布します

9月25日追記

熊本県公衆浴場業生活衛生同業組合

全国公衆浴場業生活衛生同業組合連合会
東京都公衆浴場業生活衛生同業組合 (および各支部)
新潟県公衆浴場業生活衛生同業組合
愛知県公衆浴場業生活衛生同業組合
三重県公衆浴場業生活衛生同業組合
石川県公衆浴場業生活衛生同業組合
福井県公衆浴場業生活衛生同業組合
京都府公衆浴場業生活衛生同業組合
大阪府公衆浴場業生活衛生同業組合
兵庫県公衆浴場業生活衛生同業組合
広島県公衆浴場業生活衛生同業組合
福岡県公衆浴場業生活衛生同業組合
鹿児島県公衆浴場業生活衛生同業組合

大阪府庁 担当課

NHK 首都圏放送センター
NHK 熊本放送局


の関係者の方からご連絡いただき
防災対策や組合内での話し合いでの参考資料として使っていただく事が決まりました。

5月30日にこの資料を元に東京神田の浴場組合本部で意見交換の場を設けていただき
全国浴場組合連合会ならびに東京都浴場組合の事務局の方は
「こうした資料や様々な情報等を元に、各県の浴場組合や各支部でその地域やそれぞれ現状に合わせた
防災対策を考え話し合っていって欲しい」との事でした。





4月に起きた熊本県を中心とする地震で被災された方に心よりお見舞い申し上げます。

今回の地震で、銭湯やスーパー銭湯、温泉施設の動きが大きな注目を集めました。
浴場の方自身も被災者でありながら、被害を受けた設備の復旧等に尽力し
お風呂が入れない被災者を可能な限り受け入れてくれた、その尽力には頭が下がります。
繰り返し起こる余震や停電、設備トラブル、通常の数十倍のお客さんとそれによる行列、
非常な混雑と普段起こらないようなトラブルの連続、鳴りやまない問い合わせの電話...
あまり表には出ませんが、想像できないほどのご苦労があったはずです。

今回の地震で、熊本県浴場組合(銭湯の団体)では、過去に例がないほど、
迅速な判断と行動、各浴場の連携体制、市や県・国との協力、マスコミとの情報共有 等が出来ていました。
確かに、2回目の地震被害によって当初の予定から変更を余儀なくされた部分もありましたが
各浴場が全力で復旧と被災者入浴にあたっていました。
こうした動きが出来たのは、熊本県浴場組合副理事長の世安湯(※現在地震被害で休業中)の坂崎さんが
外部との窓口になり、他の浴場との連携に努力してくれた功績が非常に大きいです。


銭湯の災害対応マニュアル表紙a

この度
上記の世安湯さんに今回の地震対応時のデータや、実際に起きた事例等を多く教えていただき、
また2011年の東日本大震災での各銭湯の対応や被災された方の動き等も合わせて
「銭湯の災害対応マニュアル」を作成にしました。
災害時(特に地震)の銭湯や入浴施設、県浴場組合で予想される事態と対応策をまとめましたものです。


こうした銭湯の災害時のマニュアルは今まで全く存在せず
また過去、各浴場組合での災害時の詳細なデータや対応の状況も記録を取っていないと思います。
近年の現状から見て、地震や災害の起こらない場所はないと言えます。
備えをしておく必要は絶対にあるはずです。

この「銭湯の災害対応マニュアル」
A4、5枚程になっています。これを元に各県の浴場組合や支部、個々の銭湯でそれぞれの防災対策を
話し合ってもらう為に作成しました。
これを元に災害対策を考えたいという浴場関係者の方に無料で配布します。※送料等実費を頂く場合もあります
必要な方は、団体や個人名と使用目的等を記載しこちらまでメールください。


銭湯・奥の細道 連絡先 
1010meguriあっとまーくgmail.com
【↑「あっとまーく」の部分を、半角「@」に置き換えてください】


すでに、関東甲信越、中部、関西、九州の複数の県の浴場組合の関係者の方から
防災対策の参考資料として欲しいとの連絡を頂き、使っていただく事が決まっています。

以下内容を一部だけ公開します。
※ネット上で全文公開しないのは、資料を配布する際にいくつか説明が必要な点と
文中に具体的な団体名等が入っている箇所がある点、また後半部分は今も追記や改定行っている為です。





東日本大震災・熊本大分地震の事例から見る
銭湯(公衆浴場・入浴施設等)の災害対応マニュアル


平成28年4月30日
熊本県公衆浴場業生活衛生同業組合 世安湯 監修・協力
銭湯・奥の細道 作成




◎事前に行うべき事。
1. 非常時の対応の大原則を決めておく
□「原則、営業可能な浴場は営業する」 等
□普段から浴場同士のコミュニケーションを密に取っておく(非常時も連携しやすい)
□浴場同士の連絡体制の確認。情報の取りまとめ役や緊急時の外部との窓口の確認。
□店の固定電話以外にも、携帯電話、メール、FAX等も把握。(非常時繋がらなくなる可能性あり)

2. ホームページの作成、紙媒体での銭湯マップ等の作成
□通常時もそうですが、非常時に直接すぐに情報発信できるHPの存在は非常に重要。
□利用客、浴場の方ともにインターネットが見られない人が多くいるので、紙媒体でのマップ等も重要
□HPは緊急時、重要事項(各浴場の営業情報)をトップページの目立つ所に追記できる仕様に。
□WEB担当以外にも、浴場側にも情報の更新が出来る人を作っておく。
□すべての浴場の方にHP・銭湯マップの存在や内容、意義をしっかり伝えておく。

3. 各銭湯の営業状況・設備の確認
□普段の営業状況、その周囲の地域。燃料(木材・重油・ガス等)、水道or地下水。
□近年の震災を見ると、電気・電話→→水道・ガスの順でライフライン復旧する事が多い。

4. 関係する自治体や地元マスコミ等との協力確認
□市・県の生活衛生担当課、厚生労働省等 →非常時の対応、情報伝達のルート
□地元の新聞社・テレビ局は災害時、情報発信の面で非常に頼りになる。普段から繋がりを作っておく。
□県外の協力者の確保。いざという時の情報収集や発信等を手伝ってもらえます。
□普段からすぐに対応可能な工務店の確保しておく。非常時の急な故障・修理に対応できる。

5. 近隣のスーパー銭湯、温泉施設、入浴施設の営業情報を把握
□通常時は商売敵でも、非常時は協力の必要あり。

6. 常連さんとのコミュニケーション
□災害時、じつは頼りになるのは普段来ている常連さんです。近隣の被害状況を教えてくれたり、色々な面で支えになってくれます。なので普段からのコミュニケーション・関係作りが大切!


◎もし、災害(非常事態)が発生したら

◎事後の対応

◎今後の課題
 
 
という全4章建てで続きます。


もちろん、災害は起こらないに越した事はありません。
ですが、事前にそうした事を想定し対策を取っているのといないのでは
実際に災害が起きた時の初動での対応が全く違ってきます。
災害時・非常時は間違えなく地域の方達(普段利用しない人も)が銭湯を一番必要とする時です。
災害時の対応によって、銭湯の存在意義や価値を大きく変わると思います。
地域の住民の為、そして銭湯(公衆浴場)が、地域の住民に必要とされる存在である為に
この「災害時の銭湯対応マニュアル」を作りました。


2016年5月10日   銭湯・奥の細道

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2015年のベスト銭湯♨ 大発表!!!

そういえば
個々の銭湯の紹介記事がここ数年全く書けていない...

そこで、2015年1月~12月に(初めて)行った銭湯の中で
非常に心に残ったお風呂屋さんを選んで紹介していきたいと思います。

選考基準は…当サイト管理人による完全な独断と偏見です!
         それ以外は一切なし!


ですが、初めて行く人も銭湯ファンもきっと満足いく銭湯だと自信を持ってオススメ出来ます!
1位から10位ランキングはそこまで意味はありません。どれも、また行きたい・素晴らしい銭湯です。


それでは発表します!





♨1位♨ 
IMG_76091.jpg
 巴湯
 (埼玉県杉戸町)  →営業情報

全くもって知られていない一軒ですが、
すべてがちょうどいい奇跡! ちいさなちいさなお風呂さん。 
多くは語りませんが、都内からも電車一本で40分で行ける好アクセス。
風呂好きがここに行かないなんてありえない!!!
合わせて行くなら: 駅から銭湯までの旧杉戸宿の商店街がいい!
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♨2位♨ 
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 世安湯
 (熊本県熊本市)  →営業情報

ある方は言いました、ここは「銭湯界の良心」だと。
数年前まである種の無法状態だったという浴場を、ご近所さんが集まる「憩いの場」に変えた
世安湯のご夫婦の人柄と手腕にブラボー!
2016年は、熊本県の浴場組合が動きます!注目!
合わせて行くなら: 世界中から旅行者が集まるゲストハウス「阿蘇び心」もナイス
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♨3位♨
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 梅の湯
 (千葉県千葉市)  →営業情報

それは小雨が降る夜でした。梅の湯に着いたのは閉店時間15分前。
「すいません、今から入れますか?すぐ上がるんで」と聞いたら
「寒かったでしょ~。急がないでゆっくり暖まっていってください~♨」 と番台の女将さん。
この言葉にどれだけ救われたか。いやー泣けました。
家族総出の「おもてなし」体も心も温まったよ。 丸山絵師による東北のペンキ絵も必見!
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♨4位♨
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 池田温泉
 (徳島県三好市)  →営業情報

なんだろう?? 浴室でのこの距離感は?この雰囲気は?
銭湯ではなく、親戚や家族と一緒に風呂に入っているような不思議な感覚♨
マンションの階段を貫く巨大煙突。地元の池田高校野球部専用棚(日本唯一!?)
昔は四国の交通の要所として栄えた池田町の最後の一軒。行かないと、この感覚は分からない!
合わせて行くなら: 喫茶店「パーラー21」ご近所さんが集まる喫茶店。定食も美味しいです。
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♨5位♨ 
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 巴湯
 (静岡県浜松市)  →営業情報

浴室を構成するもの:湯船・カラン・桶・イス、そしてお湯。以上!!!
当サイトから“銭湯・シンプルイズベスト賞”を授与したい!
楽器の街、浜松だけあって、脱衣所のイスがYAMAHAのピアノ用ってのもまた良い。
着物の女将さんもご主人も良い方でした♨
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♨6位♨
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 梅湯
 (京都市下京区)  →営業情報

もう、あえて説明不要でしょ!5月から再開した京都の梅湯♨
2015年の銭湯界の大きな変化の一つ。がんばれ湊くん!
合わせて行くなら: 梅湯のある地域は旧遊廓街で、その当時の建物や新しく入った面白い店もチラホラ。
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♨7位♨
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 御谷湯
 (東京都墨田区)  →営業情報
2015年5月に新築再オープンした墨田区の温泉銭湯。
今井健太郎さん設計の浴室も素晴らしいが
わざわざ1階部分に「福祉型家族風呂」をつけた意義、素晴らしい!
銭湯の意味・未来像を感じさせる。
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♨8位♨
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 一の湯
 (群馬県桐生市)  →営業情報

これが日本一、いや宇宙一!男前な銭湯。上州桐生の「一の湯」だ!
男はごちゃごちゃ語らず!とにかく行くべし!!! (女子もね)
合わせて行くなら: ランチも食べられる銭湯「三吉湯」や、古い建物もたくさんあり、桐生は見所多い。
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♨9位♨
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 大阪市西成区あいりん地区の銭湯
  →営業情報

治安が悪いイメージがある西成区あいりん地区ですが
その周辺の銭湯は、設備もいいしキレイだし朝からやってるし
全国的に見てもトップレベルだと思います。そのギャップにやられる!!! 
全国唯一?の男性しか入れない銭湯・今池湯の廃業は残念。
合わせて行くなら: スーパー玉出?飛田新地?? めしやも安くておいしい所多くていいよ。
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♨10位♨
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 くすり湯
 (熊本県熊本市)  →営業情報

全国のお風呂屋さんの中での最も“異空間な銭湯” 熊本のくすり湯
昭和レトロなんて生ぬるい言葉はここでは通用しない。戦中・戦前日本だ!
常連客以外全く気付かない路地の奥に、その銭湯は存在する...
合わせて行くなら: 近くの居酒屋「阿蘇っ子」で馬刺しをつまみに風呂上がりの一杯♨
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※ちなみに2015年12月31日大みそかに入ったのは
愛媛県宇和島の「大黒湯」でした。
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たぶん、4年ぶりくらい。宇和島の銭湯も今年の夏に1軒廃業して3軒になりました...
魚屋が密集する地区にあるお風呂屋さん。とても良いです。
終着駅宇和島に訪れた際は是非♨  →営業情報


近年の銭湯の世界では
『いつか行こう』 は絶対の禁句です!!!
その結果、毎年自分を含め何千万人の銭湯好きが涙を流したことか。
「いつまでもあると思うな!親と風呂屋!」

気になった所は、明日にでも行ってね! 絶対に後悔はさせません!




2015年のベスト銭湯♨ 大発表!!!
1位  巴湯 (埼玉県杉戸町)
2位  世安湯 (熊本県熊本市)
3位  梅の湯 (千葉県千葉市)
4位  池田温泉 (徳島県三好市)
5位  巴湯 (静岡県浜松市)
6位  梅湯 (京都市下京区)
7位  御谷湯 (東京都墨田区)
8位  一の湯 (群馬県桐生市)
9位  大阪市西成区あいりん地区の銭湯
10位 くすり湯 (熊本県熊本市)

| コラム的なもの | 10:56 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

銭湯のミライとは? ~10年後あなたの街に銭湯は残ってますか?~

先日とある銭湯好きの方と飲み屋でさしで話していて、
ふと
「あれ?もしかして地方の銭湯って数十年後本当に全滅してるんじゃ」という不安に急に駆られました。
いてもたってもいられず、自分で計算してみました!

データは、総務省統計局が毎年出している「衛生行政報告例」の公衆浴場数を元にしています。
政府が毎年出している資料なのでかなり信頼度は高いです。
「(普通)公衆浴場」とは、いわゆる「銭湯」「まちのお風呂屋さん」の事で
県によっては、安い温泉施設も含まれている事もあります。(青森・大分・鹿児島の軒数が非常に多いのはその為です。)


ここ近年の銭湯の減少率については、以前書いた こちらの記事 を参照ください。
今回は各都道府県の近年10年間(2005年→2015年)の銭湯減少率を元に計算しました。
このままのペースで廃業が続くと、数十年後は銭湯はどれくらいの数になるかというざっくりとしたシミュレーションです。
小数点以下は四捨五入。予想値が1軒以下になった場合(実質0軒)は、にしました。


銭湯・未来予想図♨
      平成26年度
(2015年3月)
2020年予想
(5年後)
2025年予想
(10年後)
2045年予想
(30年後)
2065年予想
(50年後)
近年10年間の
銭湯の減少率

全国4,293軒
(うち公営354)
3,439軒 2,576軒927軒334軒-39.8%
北海道327 (48)2601946824-40.8%
青森321 (67)302283219170-11.9%
岩手27 (1)1912-56.5%
宮城9-59.1%
秋田12 (1)-45.5%
山形1
-87.5%
福島12-60.0%
茨城5-58.4%
栃木11-38.9%
群馬272318-32.5%
埼玉614428-54.2%
千葉624732-48.4%
東京659 (1)53140515257-38.7%
神奈川1841491134316-38.5%
新潟262115-42.3%
富山110 (1)91723114-34.2%
石川86 (5)685118-40.7%
福井241910-58.7%
山梨19 (4)1714-24.0%
長野372819-50.0%
岐阜29 (1)2114-53.3%
静岡11-50.0%
愛知117865612-52.3%
三重47 (2)3421-55.7%

平成26年度
【2014年3月】

2020年予想
(5年後)

2025年予想
(10年後)

2045年予想
(30年後)

2065年予想
(50年後)
近年10年間の
銭湯減少率
滋賀23軒 (うち公設2)18軒12軒4軒-46.6%
京都190 (6)1571145228-35.2%
大阪701 (47)55841414551-40.1%
兵庫195 (1)1601174215-35.5%
奈良55 (18)433110-43.9%
和歌山37 (8)2722-53.8%
鳥取31 (8)29271915-13.9%
島根1-88.9%
岡山262115-42.7%
広島594532-46.4%
山口30 (3)2418-38.8%
徳島23 (5)1814-41.1%
香川23 (1)1813-45.3%
愛媛44 (2)3321-51.7%
高知9-75.7%
福岡453219-56.8%
佐賀1-75.0%
長崎19 (3)1410-48.7%
熊本59 (9)504018-32.2%
大分165 (65)144993613-25.7%
宮崎20181712-16.7%
鹿児島311 (44)300288249214- 7.2%
沖縄2 (1)-88.3%


で計算してみると、こんな感じになっていました。
あなたの都道府県は、数十年後銭湯何軒残っていましたか?

銭湯の減り方には、明らかに地域差があり、
鹿児島に代表されるように温泉が多い南九州は減少が全国平均に比べると減少率が緩やかです。
温泉地でいうと温泉銭湯が多い、青森、鳥取、山梨等もあまり減っていません。

同じ大都市圏でも
東京大阪京都あたりは全国平均くらいの減少率なのに対して
愛知・福岡あたりは30・50年後には銭湯消滅している可能性がある危機的数字です。
(ある程度の所で下げ止まる可能性が高いので、実際こうはならないと信じたいのですが…)
隣接する県でも減少率にかなり差がある所も多いです。

現在、各都道府県には銭湯・お風呂屋さんがありますが (※島根は町の銭湯は0軒
5年後の2020年には3県、10年後の2025年は4県、30年後の2045年は8県、50年後は19県というように
銭湯なし県」が増えていく可能性が高いです!

すでに軒数の少ない県は、具体的な銭湯の名が浮かぶので非常に心苦しいですが、これが現実です。

近年の銭湯の現状を考えると
上の予想より早いスピードで廃業が進む可能性もありますし、逆にある程度の所で下げ止まる可能性もあります。
(30年後・50年後は、「銭湯」「公衆浴場」って業種自体なくなっている可能性も...)

でも、一つはっきりしているのは
この「銭湯の減少」の大きな流れは今後変わることはないです。
それは、銭湯の主な廃業理由である「設備の老朽化・経営者の高齢化・燃料の高騰・利用者の減少」等々の
諸問題が解決の糸口がないからです。

今後、銭湯業界も揺るがすような大変革が起こらない限り確実に減り続けます。



さあ、どうしたものか???
ここから下は僕個人の考えになります。


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それでは少し長くなりますが、もう少しお付き合いください。


「銭湯の未来的な話」「銭湯はどうしたら残るか?」という話題になると
いかに廃業を食い止めるか、廃業銭湯をどうするか的な話になる事が多い気がします。
ですが、本当の答えは、僕はそこにはない気がします。
いくら廃業銭湯を救ってもこの大きな流れの中では
結局は焼け石に水だと思います。


ここで発想の転換をしませんか?


「銭湯の廃業」に注視したり取り組むのではなく
現在、客も来ていてやる気のある銭湯をいかに続けもらうか、
言い換えるならば、『続けたい銭湯が続けられる状況を作り出す』方法を考えた方が
数十年後の未来を見た場合、残る銭湯の数は増えると思います!



ところで、ここ数年起きている 斉藤湯、御谷湯、久松湯等々の
都内の銭湯の新築や大規模改修の動き(今年も数軒続く予定です!)が
全く他県に広がっていかないのは何故なんでしょう?
それは「補助金」の違いです。
東京都の場合、銭湯を建替えや改築に対して出る都や区からの補助金が
他県と比べて非常に多いのです。
(区によってその額はだいぶ違うし、様々な補助金支給の条件があり)

聞けば、名古屋ではここ十数年新築された銭湯がないそうです。(他県もほぼ同様です)
施設が古くなって建替えや大規模改修したくても、予算やその先の採算性で考えると
実現不可能になってしまう。
建物には寿命があり、常に湿気と熱にさらされている銭湯はなおさらです。
このまま建て替えや大規模改修ができない状況が続けば
建物の老朽化で寿命がきた銭湯はどんどん廃業していく事は避けられません。


そこでどうするか?

考えました。
考えた上での一つの答えがこれです↓








「政治」です。「銭湯と政治」です。

こんな事を書くと笑う人もいるかもしれませんが
こんな銭湯衰退の時代だからこそ、「政治と銭湯」の関係性を見直す必要があります。

ここ最近の軽率減税の問題で
銭湯の入浴料は完全にスルーされた事でも分かるように
銭湯業界の政治的影響力は明らかに低下しています。
まあ、銭湯の数が減る = 関係者も減る、票田としての価値が無くなるのだから当然と言えば当然ですが。

その昔、浴場組合のトップの人達が
お役所に乗りこんで補助金や自分たちに有利な条件を引き出してきました。
現在の全浴や各県浴場組合の理事の方達は
国や県や市町村との交渉の窓口となって
「お客も来ていて続ける気持ちがある銭湯の経営者が今後数十年続けられる」
行政上の仕組みを作っていただきたい!!!

それこそが本来の「浴場組合」の役目ですよね?



銭湯の減少が、もう個々の力で食い止められるレベルではないのは
上の表からも見ても明らかです。
だからこそ、「政治と銭湯」なんです。
銭湯の啓蒙活動も大事です。
でも、銭湯を続けられる世の中の仕組みが出来ていなければ意味がありません。


うちの母親も自分の実体験から言っておりました。
「世の中を本当に変えたいのなら、議員動かせ」と。


東京都くらいの補助金が出るのであれば
建替えや大規模改修をして、今後数十年続けたいという銭湯は必ず全国で出てくるはずです。
業界全体は明らかに縮小傾向ですが
ここ数年、確実に銭湯がメディアに出る機会は増え、人々の関心は高まっているのも好機です。


そう! いま銭湯界救うのは
銭湯マニアでも銭湯大好きアイドルでも銭湯大好き芸人でもなく
「銭湯♨大好き議員」なのかもしれません。



とりあえず「公衆浴場 議員 (地名)」 でググってみて!
意外と面白い情報出てきたりしますよ♨

| コラム的なもの | 21:23 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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