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銭湯・奥の細道 (東北の銭湯巡り)

東北を中心に、全国の銭湯(公衆浴場・お風呂屋さん)を紹介します! あと少し温泉共同浴場も。

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今年初夏にオープン!気仙沼の銭湯「鶴亀の湯」と、「亀の湯」

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今年の初夏に宮城県気仙沼市に
「鶴亀の湯」という新しい銭湯(一般公衆浴場)が出来ます!!
浴場用のトレーラーハウスを使った全国でも非常に珍しい(初?)タイプの銭湯です。

今回の鶴亀の湯のオープンの話を正式に聞いたのは、3月初旬
2年前に廃業した同じ気仙沼の銭湯「亀の湯」の齊藤さんご夫婦からでした。
齊藤さんとは2011年頃からのつきあいで亀の湯廃業後も年数回会っていました。

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鶴亀の湯のオープン予定地。気仙沼魚市場の目の前。平日は漁師・市場関係者、休日は観光客が多くいる。

亀の湯ご主人に気仙沼港の魚市場近くの鶴亀の湯の予定地に案内してもらい
鶴亀の湯を立ち上げる小野寺紀子さん(※後述)も紹介いただいた。
新しく出来る「鶴亀の湯」では、
元・亀の湯の齊藤さんご夫婦も地元の方と一緒に、銭湯と食堂の運営を行う予定だ。


○「亀の湯」について

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NHK「気仙沼の人々」(2012)より
気仙沼の銭湯・亀の湯は全国各地から気仙沼港にきた漁師さんが集まる銭湯だった。
銭湯としてもかなり変わっていて、営業前の午前中でも
入港した漁師さん達が風呂に入りに来たり、シャワー浴びに来たり、ひげ剃りに来たり。
女将さんも来たお客さんに「たべな、たべな」とお菓子、刺身(!)、お茶を振る舞ったり。

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NHK「気仙沼の人々」(2012)より
2011年3月11日、20メートルを超える津波が何度も気仙沼を初めてする東北地方を襲った
気仙沼港に近い銭湯亀の湯は半壊、裏の自宅は全壊しその後取り壊された。
銭湯は一度は休業したが、全国の多くの方からの助けもあり2011年仮設での入浴、翌年正式に営業再開した。
そして、震災後は船の人や地元の人に加え、ボランティアや工事の人達も多く集まる場所にもなった。

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そんな復活を遂げた亀の湯だが
その後、防潮堤建設とかさ上げ工事の為で立退きと建物の解体を余儀なくされ、
2017年にその131年の歴史に幕をおろした・・・


亀の湯の齊藤克之・ちか子さんご夫婦のところには
今でも毎年全国の船の人から手紙やら海産物の贈り物などが届く。
先日は、結婚式の招待まで来たそうだ。
でも、その船の人達と会う銭湯・亀の湯はもうなくなった。
齊藤さんの特に奥のちか子さんは
「船の人やボランティアの人達にまた会いたい。そういう場をもう一回作りたい」
と亀の湯閉店後も頻繁に言っていた。
その為、亀の湯のあった場所には自宅兼小さなコインランドリーをいま建てている。

2017年に亀の湯が閉店した時
もう一回同じ場所には銭湯を再建すべきだという意見もあったが
齊藤さんご夫婦の年齢を考えるとそれは難しい。
銭湯を新築して斎藤さんに回収の難しい多額の借金を負うのはあまりにも酷だ。
自分自身も、もし亀の湯が再開するなら
斎藤さんもご夫婦には金銭面の負担はかけず
気仙沼市か他の人が作った施設に管理人等の
形で入るのが現実的だと考えていた。
それが今回、鶴亀の湯オープンによって実現出来そうだ。

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鶴亀の湯は
気仙沼港を利用する漁師さん船の人、市場関係者の為の銭湯であると同時に、
亀の湯時代の船の人やボランティア、お客さんが、ご主人女将さんとまた会える場所でもある。
その再会の場という意味も「銭湯・鶴亀の湯」にはある。
だから名前も、『鶴“亀の湯”』なのだ。

銭湯という『場』が継承され今後若い人にバトンタッチされて続いていく。
『場を再建し繋いでいく』
被災地の復興計画は何かと建物や巨大な何かを作りたがるけど
こういう「場」を作ることも重要じゃないかなと思う。

それを実現できる可能性がある、僕が鶴亀の湯を応援支援する大きな理由の一つです。






○「鶴亀の湯」について

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鶴亀の湯・鶴亀食堂の立ち上げの中心メンバー。斉藤さん、小野寺さん、根岸さん。鶴亀HPより

宮城県気仙沼に新しく出来る銭湯「鶴亀の湯」と併設してごはん食べられる「鶴亀食堂」は
気仙沼魚市場そばの「みしおね横丁」の中で、他5店舗の飲食店と一緒にオープンする予定です。
経営は新しい会社を立ち上げ、地元企業の小野寺紀子さん、斉藤和枝さん、気仙沼に移住してきた根岸えまさんが中心に行う。

『鶴亀の湯・鶴亀食堂』 HP

このプロジェクトの事を初めて耳にしたのは約2年前。銭湯・亀の湯が廃業した時
「つばき会」(気仙沼の女将さんの団体)が港の近くに代わりの銭湯を作ろうとしている。という話を聞いた

それから2年経ち
現在、亀の湯なき後、漁師さん達はどうしても風呂入りたい時は
タクシー等で乗り合わせ往復5000円かけて市内のスーパー銭湯「ほっこりの湯」に行ったりしているそうだ。
気仙沼にはもう一軒「友の湯」(←こっちもとても良い銭湯!)という銭湯もあるが、
港からは距離もあり営業時間も午後からなので午前中とか漁師さんが行くは難しい。

気仙沼つばき会の方達は、漁師さんの為に、
やはり港のそばに気軽に入れる入浴施設が必要だと強く感じた。
気仙沼市や市内の事業者等に打診もしたけど、結局どこも動かなかった。
小野寺さん「こういう時は誰かが腹をくくらないといけない。だから、今回は私達が動いた。」
さすが、港の女性は強い!!

亀の湯閉店から約2年間水面下で動き続け
気仙沼魚市場の目の前の適当な場所が確保でき
また採算が合うような浴場設備や事業計画が整える事が出来て
今回の発表となった。

鶴亀の湯・鶴亀食堂の開業資金は3000万円
うちの1000万円は、地元・気仙沼市が創造的産業復興支援事業の助成金を出し
1400万円は、地元から事業者や市民からの寄付で、
残り600万円をクラウドファンディングで集める予定だという。
現在、支援受付中で誰でも寄付・クラウドファンディング出来ます。

「鶴亀の湯・鶴亀食堂。ご寄付ご協力のお願い」

一応書いておくと
クラウドファンディングが仮に600万円に届かなくても
「鶴亀の湯・鶴亀食堂」は、5月末頃にオープンします。
資金集まらなかったらやりません、というプロジェクトではないそうです。

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トレーラーハウス銭湯「鶴亀の湯」の内部。鶴亀HPより
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鶴亀の湯と鶴亀食堂を含む「みしおね横丁」。銭湯部分は右奥のトレーラハウス2棟。後述のAbemaTVより

鶴亀の湯の簡易の設計図も見たが
銭湯はあくまで船の漁師さんや市場関係者をメイン利用者と想定してる為
そこそこの広さがある男湯に比べ、女湯はかなり狭い、家庭浴室くらい。
元々は男湯だけを考えていたが、片方だけでは一般公衆浴場の認可が下りないため女湯もつけた経緯がある。
まあ、港の銭湯だと男湯の方が広いのはよくある。
もちろん銭湯なので、440円で地元の人も観光客でも誰でも入れる。
また、メインの利用者となる船や魚市場の人の為に、銭湯は朝7時から営業する予定だという。


今回、自分が「鶴亀の湯・鶴亀食堂」の応援支援を決めたのは

第一に、
地元・気仙沼の人が中心になり責任持ってプロジェクトを進めている点。

小野寺紀子さんは、冷凍水産物の輸出入漁船に餌や資材を積み込む事業やアンカーコーヒー等を手がけてる
「オノデラコーポレーション」の常務取締役、
斉藤和枝さんは、水産加工会社老舗の「斉吉商店」の専務取締役だ。
地元気仙沼の事もよく知ってるし、経営の事もよく分かっている。
4年前に気仙沼に移住してきた根岸えまさんという若い力もある。
外部の人が思いつきで進めてる復興事業ではないという事。
結局ところ、銭湯は地域のものであり
地元の人に必要とされればこその銭湯である。

第二に、
しっかりと準備、事業計画を立ててる点。

2年間かけて準備や調査、関係機関との調整もしている。
銭湯完成開業をゴールにするのではなくて
そこをスタートと考え、その後の運営や事業計画を建てている。
利用者数を考えると銭湯単体では採算を取るのは難しい。
観光客もたくさんいる魚市場前の立地なら飲食も合わせてやればそこから収益を集められる
小野寺さんは言っていた。
「もし資金を集めてやりました。はい、すぐやめました。では申し訳が立たない。
銭湯が続くように事業計画を考えてる」

第三に、
銭湯建設の費用の問題。

銭湯は建物が特殊なので、新規で建てる場合建設費だけで2億円以上はかかると言われてる。
その為、客数が少ない地方では銭湯を建てたり大規模に修繕したりすると
その費用が何十年かかっても回収できない可能性が高い。
それが地方都市で銭湯の新築や大規模改修を拒む大きなネックになってる。
今回、浴室用トレーラーハウスを使う事で
その建築費用が数十分の一に抑えられた。
気仙沼だから出て来たアイディアで、初めて聞いた時正直驚いた。
(気仙沼市内、トレーラーハウスでの営業して商店等も多い)


自分は、過去に他の地域で多くの銭湯復活プロジェクトで
外部の無責任な主催者達が無計画なプロジェクトを推し進め
毎回問題を起したり失敗するのを見てきた。

浴室用トレーラーハウスの耐久性、浴場としての機能・能力、
あと、船の人が去る冬の期間の営業、ランニングコスト等の採算面、
不安の要素が全くないわけではないが、
過去のそれらに比べれば、今回の鶴亀の湯の計画は、何十倍も現実的だ。

気仙沼の人が中心となり、気仙沼にとって必要だから銭湯を作るという目的も心強い。
だから応援したいと思った。

それに、もしこの形での銭湯の経営運営が成り立つなら
他の地域にも新しい銭湯を作れる可能性が出てくる。
その先駆的な事例になるかもしれない。
そういう可能性も感じる。だから応援支援したと思った。


鶴亀の湯が完成したら
ぜひ、今まで来たことある人も初めて来る人も、一度宮城県気仙沼に足を運んでほしい!!
確かに遠いけど、食べ物はうまいし、人は優しいし、良い街です。
鶴亀の湯が、そういう足を運ぶきっかけになると良いと思う。


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気仙沼市内の安波山から望む気仙沼港と魚市場。




鶴亀の湯・鶴亀食堂の今後のスケジュール
2019年
3月中:設計・メニュー考案
3月中旬:建設予定地で地鎮祭を行いました。
4月上旬:トレーラーハウス設営
4月中旬〜:設備・内装施工
5月下旬:オープン予定

○鶴亀の湯・鶴亀食堂の立ち上げメンバーの一人根岸えまさんを取材したニュース番組
銭湯については→3:40~11:40あたり。
気仙沼港に再び漁師のための銭湯を 被災地“移住女子”と被災者が挑む新たな復興|【AbemaTV】

| コラム的なもの | 06:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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東京銭湯TOKYO SENTO の『大阪銭湯支援・クラウドファンディング』について

-はじめに-

1月末から『大阪銭湯支援』と題して
東京銭湯TOKYO SENTO と大阪公衆浴場組合が、クラウドファンディングやステッカー販売による
支援金活動を行なっています。

銭湯・奥の細道として、このプロジェクトに一切協力しないし
個人的な意見としても上記の活動については『反対』の立場です。
「即刻中止にして、クラウドファンディングで集まったお金はすぐ返金すべき」
というのが自分の意見です。その事は関係者にも伝えています。

なぜか?
このプロジェクトで具体的な支援作業が始まっていない3月上旬の現段階でもあまりにも多く問題が噴出し、
これ以上長引かせても良い結果が生まれる可能性は低いからです。
1日も早く中止にする事が、結果として大阪の銭湯や関係している銭湯・人への「ダメージ」が少なくて済むと僕は考えます。


今回の「大阪銭湯支援」の件
森川理事を含め複数の大阪の銭湯経営者、東京銭湯TOKYO SENTO側の方
ステッカー協力銭湯、東京都公衆浴場組合の理事の方、他県の銭湯経営者等々
関係者にそれぞれかなり長時間お話を聞いてます。
もちろん全てを知っている訳ではありませんが、たぶん外部の人間では一番調べてると思います。

※ちなみに「東京銭湯-TOKYO SENTO-」は、東京の550軒の銭湯が加盟している団体・組合ではなく、東京の銭湯とはほぼ関係ない民間の会社です。東京のほぼ全て銭湯が加盟して団体は「東京都公衆浴場組合」という全く別の組織です。その紛らわしい名称もあり、この構図が事態をさらに分かりづらくややこしくしています。



-「大阪銭湯支援」の本質的な問題点-

複数の関係者から話を聞いた結果、この「大阪銭湯支援」のプロジェクト、
外部の方が思っている以上に
関わってる人それぞれの思いはバラバラ、
プロジェクトの内容自体もガタガタで問題だらけです。
計画を進めればさらに問題は大きく、複雑化・表面化してくると思います。

なぜこういう事になったか
一番大きいのは
東京銭湯TOKYO SENTO の力不足、準備不足、調査不足、関係者への調整不足、
銭湯業界や公衆浴場組合の組織、大阪の銭湯への理解不足、
さらに「被災した大阪の銭湯への思い」が圧倒的に不足してるからだと思います。
クラウドファンディング目的も最初のプレゼンの時と趣旨がかなり変わっていたと
聞いています。
こんな状態でプロジェクトをスタートさせたら
問題や大阪の銭湯を含め異論や反対意見が出るのは当然です。
それに、支援金の分配の問題や可能性にかけたいという思いは理解しますが
この計画を安易に受けてしまった大阪府公衆浴場組合側にも責任の一端はあると思います。

諸問題の数々を列挙はしませんが
大きい部分として、
今回のプロジェクトの支援を受ける側の「被災した大阪の銭湯」の問題があります。
去年の台風で被害を受けたとされる数百軒の大阪の銭湯の中でも
被害状況・被害額は様々、現在の営業状況、意見も様々です。
今回のプロジェクトに対しても支援先である大阪の銭湯の中にも
けっこうな数の反対意見があると聞いています。

今回の「大阪銭湯支援」プロジェクト、
当事者の大阪の大半の銭湯が内容もよく知らず承認もしてない中で
動き出してしまったのも事態をややこしくした大きい要因だと思います。



-「大阪銭湯支援」に関する色々と東京銭湯TOKYO SENTOについて-

支援ステッカー販売に協力してる全国の銭湯は
ほとんど上記のような現状や問題点を知らされないまま
大阪の銭湯を応援したいという思いで、ステッカー販売やポスター掲示に協力していました。
※これについては、2月中旬に僕の方から東京銭湯TOKYO SENTO側に意見伝えたら
直後に協力銭湯に東京銭湯TOKYO SENTOから一応ある程度の説明はあったそうですが。
あと、支援スッテカー500円の内訳についてもやはり問題と感じている人はいます。

今回の大阪銭湯支援活動について
銭湯経営者や銭湯ライターの方が書いた記事についても
本当に知らないのか意図的に見ないようにしているのか不明ですが
このプロジェクトが抱えてる本質的な問題点等にほぼ触れず
とても公平な立場で書かれているとは言い難いものでした。

今回の件で
「動き出した以上は最後までやりきるんだ!」
「問題や批判はあるかもしれないが、思いを伝える!実際に行動する事が大事!」
という意見を見ました。気持ちは分かります。
…ですが
支援する側の思いだけ先行して問題だらけのプロジェクト押し進める事が
大阪の銭湯にとってプラスになるのでしょうか?
過去の様々な銭湯復活プロジェクトで同様の意見が見られましたが、
こういう意見が出始めた時点でほとんどが失敗しています。
一度立ち止まり、冷静に事態を見て、引き返す選択をするのも
責任ある決断だと思います。


東京銭湯TOKYO SENTOについては
今回の件に限らず、様々な銭湯や案件でトラブルや問題を起こしてると見聞きします。
「大阪銭湯支援」でも、結果として関係ない人や団体まで巻き込んで
なんで事態をさらにややこしくするんだと怒りを覚えます。
ある東京都の銭湯経営者の方が言っていました
「以前から色々アドバイスしてきたが全く改善されず、問題ばかり起こす。
あそこ(東京銭湯TOKYO SENTO)とは二度と関わりたくない」と。

東京銭湯TOKYO SENTO内部には真剣に取り組んでる人やいい活動もあるかもしれませんが、
やはりこの団体には現時点で問題があり過ぎます。
また、今回のような銭湯の経営を左右するような責任ある計画を動かすにはあまりにも力不足です。
今回の件でそれがはっきりしました。



-最後に-

先に書いた通り、この「大阪銭湯支援」プロジェクト
計画を進めればさらに問題は大きく、表面化・複雑化してくると思います。
いまの段階で「大阪銭湯支援」に関わった人達の大半がこのせいで疲弊してます。

現時点でこれだけ問題が噴出する中で、今後起こるであろう諸問題に
東京銭湯TOKYO SENTOが対応解決できるのか?
これから、さらに難しい支援銭湯の選定、支援金の分配等々が控えています。
クラウドファンディングがあまり伸びてない中で、どうあの金額を分けるのでしょう?
支援受けたいと手を挙げた銭湯は必ずもらえるのでしょうか?
間違いなく、非常に難しい判断調整が必要になります。
支援を受けた銭湯や大阪側の関係者が批判される可能性も否定できません。

それに具体的な支援先が決まってお金渡して今回の件は終わりなのでしょうか?
その支援した銭湯にはきっと長期的なサポートが必要になります。
3年5年10年その先…
東京銭湯TOKYO SENTO側にその支援やサポートを続ける「覚悟」はあるのでしょうか?
売名や目先の実績作りの為に、このプロジェクトを提案したんではない事を願っています。

それから今回のプロジェクトで、
大阪の銭湯や大阪府公衆浴場組合とその理事の森川さんの状況立場が悪くなるような事は避けたいです。
せっかく、大阪は「FOR−U」等のいい活動も出てきた所なのに、
その可能性が今回の件で潰されるような事があってはならないと思います。
今回のクラウドファンディングや東京銭湯TOKYO SENTOには、今後も一切協力するつもりはありませんが、
大阪の銭湯のサポートは、今後も続けていくつもりです。


長々と書きましたが
東京銭湯TOKYO SENTO の「大阪銭湯支援」、協力するもしないも個人の自由です。

被災地では必ずお金の問題で揉めます。被災者同士、銭湯同士が揉めるのも実際見て来ました。
正直、もうそんな争いは見たくありません。

「大阪銭湯支援」に参加しなかった大阪住吉の朝日温泉さんが書いていましたが、
『被災地に対して、お金じゃない応援をしていきたい』
銭湯・奥の細道としても同様です。
2011年9月に、初めて東北・岩手の釜石行った時からずっと
被災地やそこの銭湯に対して、どういう形で応援支援ができるのか模索してきました。
上手くいったものもあれば、結果としてうまくいかなかったものも当然あります。

決して、クラウドファンディングやステッカーでお金を送るだけが
被災地の銭湯への唯一の支援策ではないはずです。

その可能性をそれぞれ考えるきっかけにするのが
今回の「大阪銭湯支援」の今後への生かし方だと僕は思います。

銭湯・奥の細道 原沢聡志

| コラム的なもの | 11:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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9/1「防災銭湯」@朝日温泉 の実施報告

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9/1(防災の日)に朝日温泉で行われた
銭湯業界はじめての防災訓練「防災銭湯」は
大阪内外から銭湯経営者を中心に30人近い方が参加され、大成功で終えることが出来ました。

当日ご参加頂いた方々、ご協力頂いた朝日温泉さま・住吉消防署さま、取材に来て頂いたマスコミ各社の方々
また、大阪府公衆浴場組合さま、For U(湯)さま ありがとうございました。


防災銭湯ポスター
参考→ 「防災銭湯」告知ページ

今回、銭湯での初めての防災訓練の実施だったので、手探りの部分や今後の課題もありましたが、
実際に行ってみて、近年多発してる大規模災害に対しての
銭湯が事前にできる取組として、非常に効果が高いものだと分かりました

この「防災銭湯」、ぜひ全国の銭湯、温浴施設で実施してほしいと思います!!





「防災銭湯」 簡単にポイントまとめると
① 全国どこの銭湯・温浴施設でも実施できる!
② 費用はほぼ0円で実施できる!
③ 参加者や実施した浴場の、防災に対する効果が非常に高い!
④ 会場準備や後片付けもほぼなく、訓練自体1時間程度で終了する!
⑤ 日々災害や防災への意識が高まる中、マスコミ、行政等の関心も非常に高い!



この「防災銭湯」の取組が、全国の銭湯や温浴施設に広がって欲しいので、
実際に防災訓練を実施したという銭湯・温浴施設・行政消防の方向けに
今回の防災銭湯の「実施報告書」と使用した「計画書」のPDFを無料で配布します。

1010meguri@gmail.com
↑こちらに件名「防災銭湯」で、店名・欲しい理由等書いてメール送っていただければ、ファイル添付して返送します。
※今回の配布は、銭湯・温浴施設を経営・働いている方・行政消防関係に限らせていただきます。一般の方はご了承下さい。

「実施報告書」、このページの内容よりより詳しいものになっているので
これを元に計画していただければ、どこの銭湯・温浴施設でも同様の防災訓練を実施可能です。
また、実施に関しての細かいアドバイスや質問・協力もお受けします。



◎「防災銭湯」当日の様子
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 ↑会場・朝日温泉

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↑従業員の誘導で、桶や配られたバスタオルで頭や体を守りながら、浴室から安全なフロントへ避難する参加者。

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↑住吉消防署の指導のもと、水消火器による消火訓練 ↑消防署の方の講評と質疑応答、熱心に話を聞く参加者


◎防災銭湯に参加しての感想(アンケート記入)
○大変満足:10名 満足:11 普通:1 やや不満:0 不満:0

○参加しての感想・意見・要望の一部(アンケート抜粋)

・防災を考えることはホントに大事と痛感した。今回の「防災銭湯」はその素晴らしいきっかけになった。(朝日温泉経営者)
・防災に対しての考えがやはりあらためさせられました。銭湯は平屋なので早く退避できると考えていましたが、ガラスの問題にはあらためて注意がいるとわかった。足元をタオル、マットで守る事良い事を教えていただいた。(男性・銭湯の方)
・子どもも一緒に体験させて頂けて、とてもいい経験になりました。資料をみるだけでは、なかなかイメージしにくいところもありますが、実際に見て感じられて良かったです。(女性・銭湯の方)
・はじめての試みであるので、回数をかさねるごとに浴場でおこりうること様々な想定の対処を考えていいものにしていきたい。 経営者や店員がどう動くべきかの訓練もしたい。(男性・銭湯の方)
・消火器の使い方なども学ぶことができて良かったです。実際の流れなど体験できたことが良い経験でした。(女性・一般参加者)


◎掲載実績・反響
産経新聞・・・翌日9/2朝刊(関西版)に1面写真付で掲載。
関西テレビ・・当日9/1夕方から深夜まで繰り返しニュースで放送。
Yahoo!JAPAN・・・写真付ニュースでトップページ掲載。一時その日の国内写真アクセス1位にも。
全国浴場新聞(銭湯業界向けの新聞)・・2018年10月号にイベントの様子が写真付きで掲載。
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『防災銭湯』多くの銭湯経営者の方に興味持っていただいて、2回目、3回目、4回目…まで話もらってます。
次回は、2019年2月23日土曜日午前10時~ 四日市市の銭湯「玉の湯」で
三重県公衆浴場組合と共同で行う予定です。



最後に、
今回の「防災銭湯」の会場として快く協力くれた大阪住吉区の「朝日温泉」さんと
色々なアドバイスくれた「住吉消防署」さん
入浴施設での避難訓練の重要性・有効性を教えてくれた、熊本市の「湯らくっす」さんには
特に大きな感謝をしています。

| コラム的なもの | 12:18 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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♨『銭湯大学』開校します♨ 銭湯(公衆浴場)で論文を書きたい方へ

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※画像は本文とは直接関係ありません。

♨『銭湯大学』♨
「銭湯(公衆浴場)で論文を書きたい方の研究、調査のお手伝いします。」


《重要なお知らせ》
平成30年度の卒論のお手伝いについては募集終了しました。
既に今年度分の卒論のお手伝いの依頼を複数受けているのと、もう卒論提出日まで日数が残ってないので
これ以上を受けるのは難しいです。
来年度(2019年度)分については引き続き受け付けております。



今年でこの取組も3年目ですが、過去関わった学生の論文のテーマとしては
「災害の中での銭湯」 「公衆浴場での災害時の水利用」 
「若い担い手による銭湯運営」 「銭湯の存続の可能性や社会的な役割」  等があります。

近年、テレビや新聞、雑誌、WEBメディアに
『銭湯』が取り上げられる機会がとても増えました。
その結果、卒論やレポート等の論文に取り上げられる機会も増えていると思います。

ですが、現状として
「銭湯(公衆浴場)」をメインテーマに研究している教授や研究者をあまりおらず
そうした方の指導やアドバイスを直接受けるのは、なかなか難しいです。
大学の教授や准教授とはいえ、同じ分野の中でも一つ専門が違えば
ほぼ一般人と同レベルの知識しか持ってない事が普通です。
それに日本で出版されている銭湯関連の書籍の多くが
銭湯愛好家が書いた「お気に入りの銭湯紹介本」で、建物や入浴紀行文メインな物です。
先行研究や論文に必要なデータや資料は圧倒的に不足しているのが現状です。

この「銭湯・奥の細道」 (→過去の活動) を立ち上げて5年以上が経ち、
全国の銭湯の情報を調べ実際に訪ねたり、
銭湯に関する資料や書籍を読んだり、
そこで働く方、入りに来ているお客さん、浴場組合の方と話したりする機会も多くありました。
その結果、たぶん普通の人よりは、「銭湯」の現状や情報に詳しくなったと思います。
その知識や経験を生かし、若い方の為に、こういう活動をしてみようと考えました。
たぶん、他では一切やっていない活動だと思います。


学生の論文や研究、調査のお手伝いや
大学生に限らず、専門学生、一般の方の相談を、原則無償で受けます。
銭湯(公衆浴場)に関するものであれば、どんなテーマでもOKです。
銭湯の方、浴場組合、自治体、博物館の方もOKです。

もちろん、本当の大学でもないですし、金をもらうわけでもないので
大学の授業としてある「卒論指導」のような
きめ細かいサポートはしませんし、出来ません!
当たり前ですが、研究・調べる・書くのは本人です。


銭湯について人より詳しいとはいえ、
銭湯に関する事何でも知ってる訳ではありません。知らないことの方が多いです。
スーパー銭湯、温泉、サウナ等についてもまだまだ勉強中です。

出来るのは、そのテーマだったら、こういう本や資料があるよ。
それ調べたいなら、ここかこの人に聞くといいよ。
その程度の“あくまでアドバイス”です。

役に立つまともな意見が返ってきたら、ラッキー!くらいの期待度でメールしてください。
もし返信来なくても決して怒らないで。

本業の仕事もあるので、すぐには返事できません。基本、メール等の返信は遅いです。
だから、「来週提出のレポートを銭湯をテーマに書きたいで、今すぐ教えてください」なんて
メールは絶対してこないでください!


メールをする際は
・件名「銭湯大学」
・自分の氏名と所属。
・どういうテーマで研究・調査したいのか?(銭湯+ 分野、どういう切り口、地域等々・・・)
・なぜそのテーマを選んだか?
・現時点でどれくらい調べてるか?(集めた本、資料等・・・)
くらいは最低限書いてください。

送信先 
1010meguriあっとまーくgmail.com

【↑「あっとまーく」の部分を、半角「@」に置き換えてください】


なぜこんな活動を始めるかというと
ある大学生の銭湯(公衆浴場)というテーマの卒論の手伝いしたり
大学の銭湯サークルに合宿先の銭湯を紹介したり
銭湯のミライとは?」の記事を読んだある会社の方や博物館学芸員の方から相談受けたりしました。
その事で、自分自身の勉強にもなったり、知識や人の繋がりを広げるきっかけにもなりました。
どうしても、完全に一人でサイトの運営やってると、興味や見方が偏るっていくことを感じるので
そういう点を補完する意味でも自分にとってプラスになると思ったので。
自分自身がさらに学ぶきっかけが欲しいのもあります。

どれくらい反応があるかは未知数ですが
本気で銭湯の事を考えている若い人の力にはなりたい。と思うので
よろしくお願いします。


| コラム的なもの | 21:08 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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【重要】 「銭湯の災害対応マニュアル 第2版」を無料配布します。

この度、
全国の銭湯、スーパー銭湯、温泉、その他温浴施設・入浴施設向けに
『阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震の事例から見る
銭湯(公衆浴場)の災害対応マニュアル 第2版』
 を作成いたしました。
※以下『銭湯の災害対応マニュアル』

これを元に、防災や災害対策を考えたいという
銭湯、スーパー銭湯、温泉、温浴施設・入浴施設、浴場組合の関係の方、行政関係の方、研究者の方に
『銭湯の災害対応マニュアル』を無料で配布しています。



配布希望される方は、以下の文章を読んだ上で後半に書いてあるメールアドレスに連絡ください。

『銭湯の災害対応マニュアル』 の資料提供先

※ページの最後に『銭湯の災害対応マニュアル』の一部(基本事項・第一章)のみ公開しています。

銭湯の災害対応マニュアル第2版表紙

阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震をはじめとする災害で被災された方に心よりお見舞い申し上げます。

1995年の阪神・淡路、2011年の東北地方、2016年の熊本での地震では、銭湯やスーパー銭湯、温泉施設の入浴支援が大きな注目を集めました。
浴場の方自身も被災者でありながら、被害を受けた設備の復旧等に尽力し
お風呂が入れない被災者を可能な限り受け入れてくれた、その尽力には頭が下がります。
当サイト「銭湯・奥の細道」では、2011年の東日本大震災以降、
被災地やそこの銭湯や温泉施設を実際に訪ね入浴しお話を聞いてきました。
また、2016年の熊本地震の際は、本当に微力ながら入浴支援活動の協力(情報発信など)もしました。

東北や熊本、阪神の銭湯の方から、災害時の対応や実際に起きた事例等を多く教えていただき、
災害時の銭湯、スーパー銭湯、温泉、温浴施設・入浴施設や浴場組合での対応策や予想される事態をまとめました。
このマニュアルによって災害に起きた時の、浴場や被災者の方の苦労や被害が、少しでも軽くできればと思っています。


こうした銭湯の災害時のマニュアルは全く存在せず、また過去の詳細なデータや対応の記録もあまり残っていなかった為、
2016年4月に作成した『銭湯の災害対応マニュアル 第1版』は、多くの銭湯、スーパー銭湯、温泉施設、浴場組合の関係者、行政、報道の方に防災対策の資料として活用していただきました。

その後
2016年、2017年と全国の多くの公衆浴場関係者に実際に会い話し合いを行い
そこで災害時の対応についての、様々な質問や課題をいただきました。
その質問を持って、再度熊本の銭湯、温泉施設に行き、
それに対する回答や地震後に起きた出来事・問題を聞き取り調査を行いました。
そうした内容や記録を可能な限り
『銭湯の災害対応マニュアル 第2版』に盛り込みました。
なので、個々の浴場の対応や課題・諸問題にもかなり踏み込んだ、実際に役立つ内容になっていると思います。

銭湯の災害対応マニュアル第2版内容 銭湯の災害対応マニュアル第2版フローチャート 銭湯の災害対応マニュアル記録2
※ページの最後にマニュアルの一部(基本事項・第一章)のみ公開しています。ごらんください。

この『銭湯の災害対応マニュアル 第2版』は、
大きく分けて「災害への備え」・「もし、災害が発生したら」・「事後の対応、今後の課題」の3章。
と、災害時の対応について理解しやすくする為に「地震と火災想定のフローチャート」
「熊本地震後の入浴支援の詳細な記録(銭湯3軒と温泉施設2軒、無料入浴支援について)」 を追加しました。

災害は、地域によって状況も大きく変わります。
このマニュアルを参考にしつつ、それぞれで災害が起きた時の対策を話し合い、臨機応変に対応していく事が大切だと考えます。「日本全国、災害が起きない場所はないです!」


これを元に、防災や災害対策を考えたいという
銭湯、スーパー銭湯、温泉、温浴施設・入浴施設、浴場組合の関係の方、行政関係の方、研究者の方に
『銭湯の災害対応マニュアル』を無料で配布します。
 ※送料等実費を頂く場合もあります。
(今後、内容全文をHPで公開したり、一般の方に配布したりする予定はありません)




必要な方は、団体や個人名と住所、連絡先、使用目的等を記載し
下記のアドレスまでメールください。


また、細かい事例への質問、話し合い・研修・勉強会への協力もします。
※当方、関東在住なので地理的に難しい場合もありますが。


銭湯・奥の細道 連絡先メールアドレス 
1010meguriあっとまーくgmail.com

【↑「あっとまーく」の部分を、半角「@」に置き換えてください】







『阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震の事例から見る
 銭湯(公衆浴場)の災害対応マニュアル 第2版』

目 次

◎はじめに。基本事項  2ページ
◎今やるべき「災害への備え」  3~4ページ  ※ページの最後に基本事項とこの章のみ公開しています。
◎もし、災害が発生したら  5~6ページ
◎事後の対応、今後の課題。  7~9ページ
◎最後に。参考資料  9ページ
○災害時の対応フローチャート「地震・火事」  10~11ページ
○熊本地震における銭湯、温泉施設の入浴支援の記録。無料入浴支援について  別添資料 全7ページ

全体で、A4サイズ20ページ弱の資料になります。



◎最も大事な、災害対応の基本事項


1. 従業員、浴場組合内で災害対応について知り、話し合う機会を持つ。 
 【災害への備え】

2. 自分やお客様の身の安全を最優先に考え、落ち着いて状況を判断し行動する。
 【災害対応】

3. 入浴に徹する。
 【入浴支援】





◎今やるべき「災害への備え」

1.従業員、浴場組合内で災害対応について知り、話し合う機会を持ってください。
↑これが最も大事です。
被災地の銭湯・温浴施設でお話しを聞いた際、「初めて起こる様々な事態をその場で判断決定しながら、通常よりはるかに多いお客さんを受け入れ営業する。この2つの事を同時に行うのは本当に大変だった。」と言っていました。このマニュアルの内容を事前に話し合う事でそうした苦労の何割かは軽減できます。

2. 災害時の対応の大原則を決めておく
□「原則、営業可能な浴場は営業する」「災害時は入浴支援に徹する」等
□ 自分やお客様の身の安全を最優先に考え、落ち着いて状況を判断し行動する。

3.連絡体制を確認する(連絡網の作成)
□ いざという時の従業員への緊急の連絡はできるのか?連絡網はあるか?
□ 普段から浴場(同業者)同士のコミュニケーションを密に取っておく(災害時も連携しやすい)
□ 浴場組合内での連絡網の確認。情報の取りまとめ役や緊急時の外部との窓口を確認。
  ※浴場組合内の軒数が多い場合、各支部や地域ごとでの責任者を決める。
□ 店の固定電話以外にも、経営者責任者の携帯電話、メール、LINE、 FAX等を把握。

4.自分や各浴場の営業状況、設備・備品を知る、日常備蓄
□ 普段の営業状況。(従業員の数や構成、営業時間、定休日、客数、周辺の地域等)
□ 燃料(木材or重油orガス等)、水道or地下水。備蓄している消耗品(塩素、石鹸類、清掃用具等)
※近年の災害を見ると、電気・電話→→水道→→ガスの順でライフライン復旧する事が多い。
□ 使用している消耗品(塩素、シャンプー石鹸等)を普段から多めに購入備蓄しておく『日常備蓄』
□ シャンプー石鹸等を浴室に常備してない銭湯は、それらを緊急用に用意しておくのも良い。

5.ホームページの作成、紙媒体での銭湯マップ等を作成する
□ 通常時もそうですが、災害時に直接すぐに情報発信できるHPの存在はとても重要。
□ HPは緊急時、「重要事項(浴場の営業情報等)」をトップページに追記・編集できる仕様に。
□ 責任者やWEB会社以外にも、浴場側にも情報の更新が出来る人を作っておく。
□ 利用客、浴場の方ともにネットが見られない人が多くいるので、紙媒体でのマップ等も重要。
□ すべての浴場の方にHP・銭湯マップの存在や内容、意義をしっかり伝えておく。

6.自分の地域や災害について知る
□ 浴場から近い、避難所(学校、公民館等)避難場所、病院の場所や経路を知る。→避難誘導の際重要
□ 自分の地域の防災情報を知る。 →市区町村のHPや無料冊子にまとめられている事が多い。
□『東京防災』(定価140円)を買う。 →アマゾン、全国の大型書店で入手可。非常に役立つ!
  災害時予想される事態や対応策がコンパクトにまとめた一冊。都民以外も持っておきたい。

7.自治体の担当課や地元マスコミ等との協力確認をする
□ 市区町村・県の生活衛生担当課、厚生労働省等 →災害時の入浴支援、情報伝達のルートを協議。
□ 地元の新聞社・テレビ局は災害時、情報発信面で非常に頼りになる。普段から繋がりを作っておく。
□ 普段からすぐに来てくれる工務店、業者を確保しておく。災害時の急な故障・修理等に対応できる。
□ 近隣の浴場、入浴施設、宿泊施設等とのつながり。普段は商売敵でも、災害時は協力が必要。
□ 県外の同業者や協力者の確保。いざという時の協力や情報収集・発信等を手伝ってもらえます。

8.常連さんとのコミュニケーション
□ 災害時、じつは頼りになるのが常連のお客さんです。近隣の情報や被害状況を教えてくれたり、色々な面で支えになってくれます。なので、普段からのコミュニケーション・関係作りが大切!

9.ロッカーの転倒防止対策、建物の耐震化
□ 脱衣&下足ロッカー、自動販売機等の転倒・落下・移動を防止する。金具や器具での固定化。
□ 窓や鏡、ガラス戸が多い浴場では、飛散防止フィルムも有効と思われる。
□ 建物の耐震化。古い建物が多い銭湯は、大地震の際に破損倒壊の可能性があり。(新しければ必ず安全な訳ではないが)旧耐震基準1981年以前に建てられた建物は特に注意が必要。高い煙突や大きな梁は危険度が高い。区市町村によっては、耐震診断や耐震改修の費用の一部補助がある。

10.避難訓練の実施、話し合い、対策やマニュアル作成を行う
□ 定休日・休館日に、全従業員での火事や地震を想定した避難訓練を行う。
 (例)震度6以上の地震が発生。ボイラーorキッチンから出火した等の想定。
    安全確認と、お客さん役(従業員か常連さん?)を安全な場所までの避難誘導。
□ 避難訓練を実施して分かった問題点や改善点を元に従業員で話し合いを行う。
□ 話し合いを元に、施設・設備の改善や安全対策、マニュアルの作成等を行う。


※『銭湯(公衆浴場)の災害対応マニュアル 第2版』より 一部抜粋

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