fc2ブログ

銭湯・奥の細道 (東北と全国の銭湯巡り)

東北を中心に、全国の銭湯・スーパー銭湯・日帰り温泉・サウナ・共同浴場を紹介します!

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

東京銭湯TOKYO SENTO の『大阪銭湯支援・クラウドファンディング』について

-はじめに-

1月末から『大阪銭湯支援』と題して
東京銭湯TOKYO SENTO と大阪公衆浴場組合が、クラウドファンディングやステッカー販売による
支援金活動を行なっています。

銭湯・奥の細道として、このプロジェクトに一切協力しないし
個人的な意見としても上記の活動については『反対』の立場です。
「即刻中止にして、クラウドファンディングで集まったお金はすぐ返金すべき」
というのが自分の意見です。その事は関係者にも伝えています。

なぜか?
このプロジェクトで具体的な支援作業が始まっていない3月上旬の現段階でもあまりにも多く問題が噴出し、
これ以上長引かせても良い結果が生まれる可能性は低いからです。
1日も早く中止にする事が、結果として大阪の銭湯や関係している銭湯・人への「ダメージ」が少なくて済むと僕は考えます。


今回の「大阪銭湯支援」の件
森川理事を含め複数の大阪の銭湯経営者、東京銭湯TOKYO SENTO側の方
ステッカー協力銭湯、東京都公衆浴場組合の理事の方、他県の銭湯経営者等々
関係者にそれぞれかなり長時間お話を聞いてます。
もちろん全てを知っている訳ではありませんが、たぶん外部の人間では一番調べてると思います。

※ちなみに「東京銭湯-TOKYO SENTO-」は、東京の550軒の銭湯が加盟している団体・組合ではなく、東京の銭湯とはほぼ関係ない民間の会社です。東京のほぼ全て銭湯が加盟して団体は「東京都公衆浴場組合」という全く別の組織です。その紛らわしい名称もあり、この構図が事態をさらに分かりづらくややこしくしています。



-「大阪銭湯支援」の本質的な問題点-

複数の関係者から話を聞いた結果、この「大阪銭湯支援」のプロジェクト、
外部の方が思っている以上に
関わってる人それぞれの思いはバラバラ、
プロジェクトの内容自体もガタガタで問題だらけです。
計画を進めればさらに問題は大きく、複雑化・表面化してくると思います。

なぜこういう事になったか
一番大きいのは
東京銭湯TOKYO SENTO の力不足、準備不足、調査不足、関係者への調整不足、
銭湯業界や公衆浴場組合の組織、大阪の銭湯への理解不足、
さらに「被災した大阪の銭湯への思い」が圧倒的に不足してるからだと思います。
クラウドファンディング目的も最初のプレゼンの時と趣旨がかなり変わっていたと
聞いています。
こんな状態でプロジェクトをスタートさせたら
問題や大阪の銭湯を含め異論や反対意見が出るのは当然です。
それに、支援金の分配の問題や可能性にかけたいという思いは理解しますが
この計画を安易に受けてしまった大阪府公衆浴場組合側にも責任の一端はあると思います。

諸問題の数々を列挙はしませんが
大きい部分として、
今回のプロジェクトの支援を受ける側の「被災した大阪の銭湯」の問題があります。
去年の台風で被害を受けたとされる数百軒の大阪の銭湯の中でも
被害状況・被害額は様々、現在の営業状況、意見も様々です。
今回のプロジェクトに対しても支援先である大阪の銭湯の中にも
けっこうな数の反対意見があると聞いています。

今回の「大阪銭湯支援」プロジェクト、
当事者の大阪の大半の銭湯が内容もよく知らず承認もしてない中で
動き出してしまったのも事態をややこしくした大きい要因だと思います。



-「大阪銭湯支援」に関する色々と東京銭湯TOKYO SENTOについて-

支援ステッカー販売に協力してる全国の銭湯は
ほとんど上記のような現状や問題点を知らされないまま
大阪の銭湯を応援したいという思いで、ステッカー販売やポスター掲示に協力していました。
※これについては、2月中旬に僕の方から東京銭湯TOKYO SENTO側に意見伝えたら
直後に協力銭湯に東京銭湯TOKYO SENTOから一応ある程度の説明はあったそうですが。
あと、支援スッテカー500円の内訳についてもやはり問題と感じている人はいます。

今回の大阪銭湯支援活動について
銭湯経営者や銭湯ライターの方が書いた記事についても
本当に知らないのか意図的に見ないようにしているのか不明ですが
このプロジェクトが抱えてる本質的な問題点等にほぼ触れず
とても公平な立場で書かれているとは言い難いものでした。

今回の件で
「動き出した以上は最後までやりきるんだ!」
「問題や批判はあるかもしれないが、思いを伝える!実際に行動する事が大事!」
という意見を見ました。気持ちは分かります。
…ですが
支援する側の思いだけ先行して問題だらけのプロジェクト押し進める事が
大阪の銭湯にとってプラスになるのでしょうか?
過去の様々な銭湯復活プロジェクトで同様の意見が見られましたが、
こういう意見が出始めた時点でほとんどが失敗しています。
一度立ち止まり、冷静に事態を見て、引き返す選択をするのも
責任ある決断だと思います。


東京銭湯TOKYO SENTOについては
今回の件に限らず、様々な銭湯や案件でトラブルや問題を起こしてると見聞きします。
「大阪銭湯支援」でも、結果として関係ない人や団体まで巻き込んで
なんで事態をさらにややこしくするんだと怒りを覚えます。
ある東京都の銭湯経営者の方が言っていました
「以前から色々アドバイスしてきたが全く改善されず、問題ばかり起こす。
あそこ(東京銭湯TOKYO SENTO)とは二度と関わりたくない」と。

東京銭湯TOKYO SENTO内部には真剣に取り組んでる人やいい活動もあるかもしれませんが、
やはりこの団体には現時点で問題があり過ぎます。
また、今回のような銭湯の経営を左右するような責任ある計画を動かすにはあまりにも力不足です。
今回の件でそれがはっきりしました。



-最後に-

先に書いた通り、この「大阪銭湯支援」プロジェクト
計画を進めればさらに問題は大きく、表面化・複雑化してくると思います。
いまの段階で「大阪銭湯支援」に関わった人達の大半がこのせいで疲弊してます。

現時点でこれだけ問題が噴出する中で、今後起こるであろう諸問題に
東京銭湯TOKYO SENTOが対応解決できるのか?
これから、さらに難しい支援銭湯の選定、支援金の分配等々が控えています。
クラウドファンディングがあまり伸びてない中で、どうあの金額を分けるのでしょう?
支援受けたいと手を挙げた銭湯は必ずもらえるのでしょうか?
間違いなく、非常に難しい判断調整が必要になります。
支援を受けた銭湯や大阪側の関係者が批判される可能性も否定できません。

それに具体的な支援先が決まってお金渡して今回の件は終わりなのでしょうか?
その支援した銭湯にはきっと長期的なサポートが必要になります。
3年5年10年その先…
東京銭湯TOKYO SENTO側にその支援やサポートを続ける「覚悟」はあるのでしょうか?
売名や目先の実績作りの為に、このプロジェクトを提案したんではない事を願っています。

それから今回のプロジェクトで、
大阪の銭湯や大阪府公衆浴場組合とその理事の森川さんの状況立場が悪くなるような事は避けたいです。
せっかく、大阪は「FOR−U」等のいい活動も出てきた所なのに、
その可能性が今回の件で潰されるような事があってはならないと思います。
今回のクラウドファンディングや東京銭湯TOKYO SENTOには、今後も一切協力するつもりはありませんが、
大阪の銭湯のサポートは、今後も続けていくつもりです。


長々と書きましたが
東京銭湯TOKYO SENTO の「大阪銭湯支援」、協力するもしないも個人の自由です。

被災地では必ずお金の問題で揉めます。被災者同士、銭湯同士が揉めるのも実際見て来ました。
正直、もうそんな争いは見たくありません。

「大阪銭湯支援」に参加しなかった大阪住吉の朝日温泉さんが書いていましたが、
『被災地に対して、お金じゃない応援をしていきたい』
銭湯・奥の細道としても同様です。
2011年9月に、初めて東北・岩手の釜石行った時からずっと
被災地やそこの銭湯に対して、どういう形で応援支援ができるのか模索してきました。
上手くいったものもあれば、結果としてうまくいかなかったものも当然あります。

決して、クラウドファンディングやステッカーでお金を送るだけが
被災地の銭湯への唯一の支援策ではないはずです。

その可能性をそれぞれ考えるきっかけにするのが
今回の「大阪銭湯支援」の今後への生かし方だと僕は思います。

銭湯・奥の細道 原沢聡志

| コラム的なもの | 11:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

『銭湯の災害対応マニュアル』の資料提供先

2016年4月に第1版を作成した『銭湯の災害対応マニュアル』
その後更に内容を充実させて2017年12月に第2版、2020年に第3版、2021年に第4版を配布開始しました。
その後、多くの銭湯、スーパー銭湯、温泉施設、浴場組合の関係者、行政、報道の方に
防災対策の資料として活用していただきました。ありがとうございます。

→ 『銭湯の災害対応マニュアル』 無料配布中


『銭湯の災害対応マニュアル』 第1版・第2版・第3版・第4版を資料提供、または災害対策に話し合いをおこなった関係各位
(原則北→南、敬称略)

銭湯、スーパー銭湯、温泉、温浴施設関係
美好湯(北海道北見市)、フタバ湯(北海道旭川市)、菊の湯(北海道旭川市)、鶴の湯(北海道苫小牧市)、
公園湯(北海道苫小牧)、福の湯(北海道札幌市)、栄湯(北海道釧路市)
かしわ湯(宮城県仙台市)、友の湯(宮城県気仙沼市)、亀の湯(宮城県気仙沼市)、つるの湯(宮城県石巻市)、
つるの湯(福島市)、もりのゆ(福島県南相馬市)、喜楽湯(埼玉県川口市)、金魚湯(栃木県栃木市)
稲荷湯(東京都北区)、梅の湯(東京都荒川区)、妙法湯(東京都豊島区)、改良湯(東京都渋谷区)、電気湯(墨田区)
萩の湯(東京都台東区)、小杉湯(東京都杉並区)、富士見湯/ニコニコ温泉株式会社(東京都昭島市)
千鳥湯(新潟市)、たきのゆ(福井市)、松葉湯(福井市)、
七福湯(名古屋市南区)、へいでん温泉(名古屋市東区)、白山温泉(名古屋市西区)、
一乃湯(三重県伊賀市)、玉の湯(三重県四日市市)、
サウナの梅湯(京都市)、門前湯(京都市)、むらさき湯(京都市)、ほてい湯(奈良市)、
大阪府公衆浴場組合の若手経営者で構成される事業委員会「For-U(湯)」
(朝日温泉、平和温泉、湯処あべの橋、昭和湯、宝湯、ユートピア白玉温泉、大栄湯、日之出湯、入船温泉、巣本温泉、姫松温泉、東温泉、天竜湯、城南温泉、新柏原温泉、)
千鳥温泉(大阪市此花区)、新世界ラジウム温泉(大阪市浪速区)、第二栄温泉(大阪市鶴見区)
ヘルシーバス千里丘(大阪府摂津市)、山水温泉(大阪府茨木市)
大阪府高槻市、枚方市、茨木市、摂津市の銭湯やスーパー銭湯
ゆーもあらんど福栄(兵庫県尼崎市)、第一敷島湯(尼崎市)、
森温泉(神戸市東灘区)、ふじ温泉(神戸市灘区)、萬歳湯(神戸市長田区)
都湯(広島市)、昭和湯(徳島市)、共楽湯(香川県観音寺市)
西公園浴場(福岡市)、世安湯(熊本市)、龍の湯(熊本市)、たかの湯(熊本市)、大福湯(熊本市)
亀乃湯温泉(鹿児島市)、かごまっせ温泉(鹿児島市)

こみちの湯ほのか(北海道札幌市)、山根園ウエストヒル・森のゆ(北海道北広島市)
つきさむ温泉/とんでんホールディングス(北海道札幌/埼玉県さいたま市)
温泉道場【おふろcafé】(埼玉県)、湯快爽快『湯けむり横丁』・みさと(埼玉県三郷市)、みきの湯(千葉県東金市)、
テルマー湯(東京都新宿区)、都の湯(神奈川県海老名市)、満天の湯 横浜店(神奈川県)、
おふろcafe bijinyu(静岡市)、オアシス御殿場(静岡)、シーサイドスパ(静岡県伊東市)、㈱ユアーズ静岡(静岡・山梨・長野)
しぶきの湯 遊湯館(岐阜県高山市)、天光の湯(岐阜県多治見市)、うるぎ温泉こまどりの湯(長野県)
おいでんの湯(愛知県豊田市)、おかざき楽の湯(愛知県岡崎市)、美彩都 湯友楽(愛知県一宮市)
アクアイグニス片岡温泉(三重県)、きらくゆ橋本店(和歌山県)、
牧野スポーツクラブ(大阪府枚方市)、米ぬか酵素風呂・桧(大阪和泉市)、(株)ウエルネスサプライ(大阪市)
湊山温泉(兵庫県神戸市)、美健SPA湯櫻(兵庫県川西市)
大家族の湯(岡山市)、喜助の湯(愛媛県松山市)、
ほうじょう温泉ふじ湯の里(福岡県福智町)
城の湯(熊本市)、湯らっくす(熊本市)、県民健康プラザ健康増進センター(鹿児島県鹿屋市)

北海道公衆浴場業生活衛生同業組合、新潟県公衆浴場業生活衛生同業組合、
千葉県公衆浴場業生活衛生同業組合、東京都公衆浴場業生活衛生同業組合、
愛知県公衆浴場業生活衛生同業組合、三重県公衆浴場業生活衛生同業組合(県下の銭湯全軒配布)
福井県公衆浴場業生活衛生同業組合、石川県公衆浴場業生活衛生同業組合、
京都府公衆浴場業生活衛生同業組合、大阪府公衆浴場業生活衛生同業組合、
兵庫県公衆浴場業生活衛生同業組合、神戸市公衆浴場組合連合会(市内の全銭湯配布)
広島県公衆浴場業生活衛生同業組合、
福岡県公衆浴場業生活衛生同業組合、徳島県公衆浴場業生活衛生同業組合(県下の銭湯全軒配布)
熊本県公衆浴場業生活衛生同業組合、鹿児島県公衆浴場業生活衛生同業組合、
全国公衆浴場業生活衛生同業組合連合会

今井健太郎建築設計事務所(東京)、なにわ工務店(大阪)
ふじいリラクゼーション(札幌市)、大阪ガス(大阪)、NEXCO 中日本(愛知県)
キングスメンプロジェクツジャパン(東京)、船橋消防団・船橋防災連絡会(千葉)、ニューデジタルケーブル(株)(東京)

行政、報道関係
熊本県庁 薬務衛生課、大阪府庁 環境衛生課、東京都庁生活安全課、NHK首都圏放送センター、NHK熊本放送局
福岡市小郡市総合保健センター、全国浴場新聞

『銭湯の災害対応マニュアル』を元に、防災や災害対策を考えたいという
銭湯、スーパー銭湯、温泉、温浴施設・入浴施設、浴場組合の関係の方、行政関係の方、研究者の方に
現在、無料で配布しています。ご連絡ください。
 → 『銭湯の災害対応マニュアル』

| コラム的なもの | 13:33 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

全浴連『熊本地震 被災者入浴支援活動記録』に、当サイトが紹介されました。

全国公衆浴場業生活衛生同業組合連合会(以下全浴連)が発行し、
全国の銭湯や浴場組合に配布された 『平成28年度熊本地震 被災者入浴支援活動記録』の冊子に、
当サイト「銭湯・奥の細道」の熊本地震の際の支援活動が紹介されました。

全浴連入浴支援活動記録表紙

内容(以下全浴連HPより抜粋編集)
2016年4 月に起きた熊本地震で、入浴出来ない被災者が大勢発生する中
熊本県公衆浴場業生活衛生同業組合に加盟する銭湯が
地震発生翌日から被災者に対して無料入浴支援を実施した。その迅速迅速な対応ができたのか。
世安湯・熊本組合事務局の坂﨑さんの作成した記録を元に、一連の経緯を振り返る。




全浴連HPに全文が公開されているので
銭湯、温泉、温浴施設関係の方、一般の方もどなたでも読めます。
坂﨑さんをはじめとする熊本の銭湯の方達が地震直後の大変の状況の中で取った貴重な記録です。
ぜひ、お読みください。
以下↓
「平成28年熊本地震 被災者入浴支援活動記録」 ※PDFファイルです。


当サイト「銭湯・奥の細道」について書かれた部分。

全浴連入浴支援活動記録内容1 全浴連入浴支援活動記録内容2


『被災者入浴支援活動記録』を書いてくださった熊本銭湯・世安湯の坂﨑さまに深く感謝します。
ありがとうございました!!

また、編集の草隆社さま、全国公衆浴場業生活衛生同業組合連合会さま、ありがとうございました!

| コラム的なもの | 09:31 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

【重要】 災害対策を考える全国の銭湯・スーパー銭湯・温泉に協力します!


各都道府県の銭湯または浴場組合関係者、スーパー銭湯、温泉施設等の温浴施設の方へ。


当サイト「銭湯・奥の細道」は、災害対策を考える全国の銭湯・スーパー銭湯・温泉に協力します!


具体的には
『銭湯(公衆浴場・入浴施設)の災害対応マニュアル』(※現在増補版を作成中)の配布
銭湯や浴場組合、銭湯、スーパー銭湯、温泉施設等での研修、勉強会への協力
銭湯、スーパー銭湯、温泉施設での避難訓練への協力  等を考えています。

これらを原則、無料で行います。 ※印刷代送料等実費を頂く場合もあります
銭湯、スーパー銭湯、温泉施設を経営されてる方働いている方、浴場組合の方等が対象です。

災害対策が必要だと思っている方、でも何から初めていいのか分からない方等
以下の文章お読みの上、一度ご連絡ください。 ※連絡先はこの記事の一番下にあります。


※関連記事 【重要】 「銭湯の災害対応マニュアル」を無料配布します
※関連記事 熊本市内の入浴可能な施設♨一覧&マップ 熊本地震


2016年4月30日に熊本銭湯のご協力より
僕が作成した『銭湯(公衆浴場・入浴施設)の災害対応マニュアル』は、
その後、全国公衆浴場業生活衛生同業組合連合会(※以下全浴)をはじめ、
全国14都府県の浴場組合、また銭湯やスーパー銭湯の経営者、行政、マスコミ関係者等多くの方々に
読んでいただき、災害対策を考える上での参考資料として活用していただきました。

今年4月に東京都公衆浴場業生活衛生同業組合(以下東浴)で
「災害時マニュアル いまやろう!災害に向けての準備(※以下 東浴版災害時マニュアル)」が作成されました。
こちらは、前述の『銭湯(公衆浴場・入浴施設)の災害時対応マニュアル』に書かれた内容や
2016年5月30日に神田の東浴本部で行った僕と東浴事務局との話し合いでの意見が多く採用・引用されました。
その点については、僕のような肩書きもない人間の意見にもしっかりと耳を傾けお忙しい中、時間を取っていただいた
全浴と東浴の事務局長の渡辺様と、豊島区浴場組合組合長の柳澤様の尽力に感謝いたします。


全浴では、「銭湯の災害対策」を今年度の最重要課題の一つと位置づけています。
これから、各道府県の浴場組合に「東浴版災害時マニュアル」が配布され、
各県で話し合いを行い、それぞれの状況に応じたマニュアル、対策を考えていく流れになると思います。

「東浴版災害時マニュアル」を実際に読むと分かりますが
これは、あくまで東京都の銭湯や浴場組合に合わせて作ったものなので
他府県では実態と合わない内容が多くあると思います。
また、災害時や災害後に起こりうる事態や問題について書き切れていない部分もあります。
全浴をはじめ各県の浴場組合、銭湯やスーパー銭湯、温泉施設では
圧倒的に、実際の被害状況や起った事態についての情報が不足しています。

なので
このサイト運営を通じて2011年の東日本大震災後から収集してきた情報、
熊本地震後、微力ながら熊本県浴場組合をサポートし、県内の入浴可能な施設の情報をHP通じ発信した経験、
熊本市内の複数の銭湯、スーパー銭湯、温泉施設の支配人から直接聞いて災害時の状況や対応を元に
各都道府県の銭湯、スーパー銭湯、温泉が災害対策を考える際の協力をしたいと思います。

すでに、今年に入って4月と6月に、名古屋と大阪、兵庫の銭湯の経営者の方達と
災害対策についての話し合いと情報交換の会を実施いたしました。


上述の『銭湯(公衆浴場・入浴施設)の災害対応マニュアル』について
「自分が作った」もしくは「自分が指示して作らせた」と発言している浴場組合関係者がいるという話を聞きました。
それは、事実と違います。
あれは、熊本や東北の銭湯の方から聞いた事例を元に「熊本銭湯」の協力を得て僕が去年の4月末に書き上げました。
誰かに依頼された訳でも、指示されて作った訳でもありません。

災害時は、仮に営業を再開出来た場合、通常の10倍近いお客さんが訪れ普段では考えられない多くのトラブルも起きます。
実際にそれを経験された銭湯の方は、入浴の仕事と同時に多くの判断や決断を求められ
言葉に出来ないほどの大変さだったと言っていました。
それと同時にとても多くの人の感謝されたとも話していました。
仮に災害が起った場合、浴場の負担を少しでも軽減する出来るように、
銭湯、スーパー銭湯、温泉が、地域の住民に必要とされる存在であり続ける為に
『銭湯の災害対応マニュアル』を作りました。
今回のこの取り組みの目的も同様です。



実際に話が聞きたい、資料が欲しい、連絡を取りたい方は

銭湯・奥の細道
連絡先 
1010meguriあっとまーくgmail.com
【↑「あっとまーく」の部分を、半角「@」に置き換えてください】
までメールください。


銭湯・奥の細道 原沢

| コラム的なもの | 23:39 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

風呂屋なら絶対に読まなければならない『熊本銭湯の日記』

※重要な案件なので、銭湯、スーパー銭湯、温泉施設等を経営されている方・働いてる方は
必ず最後までお読みください。


IMG_6382a_20161106125619c28.jpg
 熊本銭湯HP( http://kuma1010.com/ )2016年9月15日のスクリーンショット。 現在の営業状況とは違います


明日で熊本地震から1年が経とうとしていますね。

先日、ある県の銭湯の方から銭湯の災害対応について聞かれ、
「去年の熊本地震後の銭湯の対応について概要」を教えて欲しいと言われました。

ご存じの方もいると思いますが、その辺の事はすでに
熊本県公衆浴場組合の世安湯の坂崎さんがまとめて、『熊本銭湯』で公開しています。
ただ、過去記事になり見つけにくい状況になっていて、存在を知らない銭湯関係者の方も多くいるので
今回、まとめて紹介したいと思います。


去年4月の熊本地震後の
熊本の銭湯、スーパー銭湯、温泉施設の被災者入浴支援、情報発信等の活動は
自分なんかが想像できないほどご苦労があり、そして言葉で語りきれないほど価値のある活動でした。
先日の厚生労働大臣からの熊本県公衆浴場組合への『感謝状』は当然だと思います。

それと同時に、熊本や東北、鳥取の事を、どうせ他県の話と思い
こうした情報も自分の事として見ようとしない同業者の方が多い現実を非常に残念に思います。
熊本地震直後の入浴支援の事は全国ニュースになりましたが、
その後熊本市の市街地の銭湯は、この1年間で9軒中4軒が廃業した事をご存じですか?
(※地震が廃業の直接的原因でない所もあります)
「災害時に銭湯は役に立つ」とかろくに知りもしないで発言する銭湯関係者や銭湯マニアの方もいますが、
これが被災地の銭湯の現実です。


この後に紹介する「熊本銭湯の日記」も、
地震後の記録を取っておけば、今後他県の銭湯や温浴施設の方達にとって役に立つだろうと
災害対応で目が回るほど忙しい中、データを取ってまとめて公開してくれた熊本銭湯の方達には
本当に頭が下がる思いです。
実際、この記事を読まれた他県ある銭湯の方は、
自分の店や浴場組合で災害対策を考える際の大変な参考になっているとおっしゃってました。

今回紹介する「熊本銭湯の日記」を読んだからといって、災害対策・絶対安心ではありません。
ですが、こうした事例を知っているのと知らないのでは、今後の対応が全く変わってきます。
だから、温浴施設に関わる人は絶対に読まなければならないのです。

熊本銭湯の方へは、2017年の新たなスタートを楽しみにし、
今後も影ながら応援していきたいと思っています。


C70vcJ4V4AENO8h.jpg

↓以下が 『熊本銭湯』内で公開された、2016年4月の熊本地震関連の記事です。↓

熊本銭湯の日記『2016.4.14 21:26』  熊本銭湯HP 2016.08.17公開 
4月14日夜の第一震での、各浴場の状況・お客さんへの対応について。

熊本銭湯の日記『2016.4.15 AM 』  熊本銭湯HP 2016.08.23公開
あけて4月15日の各浴場の状況や浴場組合の連絡、連携について。

熊本銭湯の日記『2016.4.15 無料入浴支援へ 』  熊本銭湯HP 2016.08.23公開
無料入浴についての行政との連携や各浴場の協力体制について。

熊本銭湯の日記『2016.4.15 各銭湯の工夫』  熊本銭湯HP 2016.08.23公開 
無料入浴での各浴場の対応について。

熊本銭湯の日記『2016.4.16 SNSとマスメディア』  熊本銭湯HP  2016.08.25公開 
4月16日未明の本震と、今回熊本の被災者入浴で非常に重要なポイントとなった情報発信について。

グループ補助金・認定結果について  熊本銭湯HP  2016.08.31公開 
地震後の復興事業でとても重要な「グループ補助金」についての記事です。
この各浴場の申請書類作りは、世安湯さん大変ご苦労されたそうです。


熊本銭湯、 2016年4月のブログ  2016年5月のブログ
地震直後から、熊本銭湯が一丸となって日々情報発信していた様子が分かります。
※誤情報の拡散を防ぐため、一部削除された記事もあります。




銭湯・奥の細道では、世安湯さんの協力のもとに
災害時の銭湯や浴場組合、スーパー銭湯、温泉等の温浴施設の対応等をまとめて、
「銭湯の災害対応マニュアル」 として、必要な方に、配布しています。

また、今年の3月に実際に熊本に飛んで
熊本市内の銭湯とスーパー銭湯、温泉施設の3軒でそれぞれ2時間前後
地震後の対応等について詳しく聞いてきたので、今後それをレポート等何らかの形で
発信したと思っているので、しばらくお待ち下さい。

銭湯・奥の細道

| コラム的なもの | 12:41 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT