fc2ブログ

銭湯・奥の細道 (東北と全国の銭湯巡り)

東北を中心に、全国の銭湯・スーパー銭湯・日帰り温泉・サウナ・共同浴場を紹介します!

| PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

熊本天草の映画館「本渡第一映劇」の存続について

00IMG_5309_20180613080202456.jpg

今年6月いっぱいで閉館の危機にあった
熊本天草にある映画館『本渡第一映劇』が、
今日6月22日に天草市議会に提出されていた市による支援策の予算が可決されたことにより
今後も映画館として存続する事が決定しました!!!!

ありがとう!!天草市!!ありがとう!!本渡第一映劇!!
そして影ながら応援してくださった皆さん!!ありがとう!!


(※これまでの経緯は記事の後半に詳しく書いてあります)

今後は、映画館を含む建物を市が借り上げて、柿久さんらに貸すという形になるそう。
支配人の柿久さんと電話で話したところ
今後、柿久さん、大家さん、天草市の3者で話をつめていくので
リニューアルオープン等の細かい日程はまだ未定とのことでした。
(※追記・7月28日より再開が決定!!)
ただ「ありがとうね、また来てね」と言っていた。
何よりうれしい一言だ。

この記事を読んだ人、
ぜひ、天草の本渡第一映劇に足を運んでください。
これから、あなた達が「島の小さな映画館」を支援・応援する番ですよ!!



映画館・本渡第一映劇
住所:熊本県天草市栄町5ー23 電話:0969-23-1417
HP: http://daiichieigeki.iinaa.net/

000DSC06340.jpg

【これまでの経緯↓】

熊本天草にある一軒の映画館の存続が
今月6月22日に決まります。


熊本市から車で2時間半、天草諸島に『本渡第一映劇』(住所:天草市栄町5ー23 )という映画館があります。
1階席と2階席合わせても100席いくかどうかの1スクリーンの小さな映画館です。
昭和の最盛期には50軒近い映画館があった天草ですが、いまはこの1軒を残すのみ。
ここ最近、年数回埼玉から熊本に行っていますが、毎回この本渡第一映劇で映画を見ています。
『島の小さな映画館』
ここがあるから熊本に来ているといっても過言ではありません。


その本渡第一映劇がいま危機に瀕しています!!
映画館が今月いっぱいで休館する事がなりました。


理由は、映画館の土地と建物を持っている大家さん(東京在住)が
建物の取り壊しを去年の6月に決めたからです。
実際に映画館を運営している支配人の柿久さんは映画と天草を愛し、映画館の存続を望んでいたので、
この1年間水面下で大家さんとの交渉続けてきました。

本渡第一映劇は、市の文化事業「市民シアター」で会場として使われている関係で
天草市との関係も深く、副市長さんも映画館の常連さんの一人です。
そこで市でも、映画館存続を支援する事を決め、
市長さん副市長さんが前述の大家さんに直接会って交渉をしてくれました。

その結果
大家さんも映画館存続に理解を示してくれ
天草市と大家さんの本渡第一映劇存続の交渉がまとまり
市が映画館支援の為の補正予算を組んでくれました。
今その予算案が、天草市議会の6月議会にかかっています!!
本渡第一映劇の存続は、
6月22日の市議会でその予算案が可決されるかどうかで決まります!!


本渡第一映劇の休館・存続問題は
熊本県民にも全く知られておりません。
(そもそも、天草にまだ映画館が残ってることすら
知らない人がほとんどだと思います。)


僕は、趣味で旅行先の映画館行くことが多いですが
いま、全国では本渡第一映劇のような小さな映画館は次々に閉館しています。
ここ1ヶ月でも渋谷シネパレス、横浜ニューテアトル、そして今月末には仙台セントラルが閉館します。
シネコンではない小さい映画館が営業を続けるのが非常に困難な状況になってます。
人口10万人以下の街で映画館のあるところも数えるほどしかありません。
とくに島で、本渡第一映劇のように常に上映している映画館があるところは、
全国でも天草市だけではないでしょうか。

00DSC00557.jpg 00DSC00542.jpg

デジタル化が急速に進んだ映画界で、今では珍しくなったフィルムでの上映を続けている映画館。
高倉健さん、千葉真一さん、宮沢りえさんをはじめとする多くの映画人にも愛された映画館。
同館を訪れた健さんは「あんまり儲かりそうにないところがとってもいいですね。ほっとしますよね。」と言ったそうです。

本渡第一映劇のような『島の映画館』があることは、
世界遺産を持っていると同じくらい文化的に価値のあることだと僕は思います。

ましてや、映画館の営業存続を地元自治体が直接支援するというのは
全国的に見ても、初めてに近い事例だと思います。



00DcLlG-MUwAATuWR DcrVS6gV0AADlZI.jpg

本渡第一映劇、確かに都市部のシネコンに比べたら設備や客数は劣る部分はあるかも知れません。
ですが、
上映後、支配人の柿久さんとあれこれ映画の話をする楽しさ、
最近の「クレヨンしんちゃん」や「ゴジラ」の上映で天草の親子がわいわい言いながら映画を楽しんでいる光景、
『映画館が日常の身近にある幸せ』は
天草の本渡第一映劇の素晴らしい部分で大きな価値だと思います。

全国色々な映画館行きましたが、僕はこの「本渡第一映劇」が一番好きです。

その映画館を存続できるように
自分のできることを最大限にしたいと思っています。
映画館存続の為には、天草や熊本、全国の方に知ってもらう事・応援してもらう事が重要と考えました。
なので、今回この記事を書きました。

過去に本渡第一映劇に行ったことのある方、映画館存続を望む方、
天草市の「ご意見・ご要望」の投稿フォームに書いてみるといいかもしれません。
無駄かもしれませんが、少なくとも天草市の方には思いは届くと思います。


あの映画『幸福の黄色いハンカチ』のラストシーンのように
再び訪れた天草で「黄色いハンカチ」がたなびくのが見られることを強く強く願っています!!


長文、読んでいただきありがとうございました。
本渡第一映劇を、よろしくお願いします。

000DcLlG-JUQAAzqsC.jpg

映画館・本渡第一映劇
住所:熊本県天草市栄町5ー23
電話:0969-23-1417
HP: http://daiichieigeki.iinaa.net/


関連参考記事: 
朝日新聞熊本版 2018年6月7日 熊本)天草の映画の灯守れ 本渡第一映劇、市も支援へ
ウィキペデア 本渡第一映劇 
港町キネマ通り 本渡第一映劇 

| その他 | 22:34 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

日本最高峰の宿!最強の珍スポット!とびない旅館!!!

○日本最高峰の宿!最強の珍スポット!とびない旅館!!!
134a.jpg

旅行好きなんで
全国各地の安宿や変わった宿とか割と泊まっている方だと思います。
また、全国各地の珍スポット(B級スポット)にも結構行っている方だと思います。

その上で書きますが、この青森県むつ市の『とびない旅館』は
日本最高峰の宿です!!!
(一部の人にとって・・・)
そして、日本最強の珍スポットです!!!(これは間違えない!)


ん? 「とびない旅館聞いたことないよ。」「るるぶ載ってない。」
「珍スポット言っているけど、ワンダージャパン出てないんですけど」
 って思ったあなた。
どれ?その本見せてみー。 あー、その本きっとページが抜けてるんだよ!!!ほい!

実際、宿のサイトとか珍スポ系のHPでも「とびない旅館」は全く取り上げられてません。
なんでか?単純にみんな知らないからだと思います。
「とびない旅館」のヤバさを知っているのは、一部の青森好きの人と、一部の地元の人のみ。

とびない旅館の事を語り出したらきりがないですが
その魅力をまとめてみました!

「とびない旅館」 ここでは常に現実が想像のななめ上を行く!!!



○目次 (↓クリックするとその記事の部分までジャンプします)
◎とびない旅館とは?
◎とびない旅館のここがスゴイ!   ホスピタリティーがスゴイ!大広間・プラモ部屋・風呂がスゴイ!
◎とびない旅館のここがヤバイ!   下北妖怪ハウスがヤバイ!まぼろし商店街がヤバイ!
◎とびない旅館のここに注意!   電話予約に注意!飛内さんと話す時に注意!ブログに注意!
◎とびない旅館 is プライスレス!   2泊3日とびない旅館滞在記




◎「とびない旅館」とは?
354.jpg

青森県の下北半島 むつ市にある旅館です。
正式には「とびない旅館本館」。
ご主人の飛内源一郎さん(以下飛内さん)が一人で元気!に営業する旅館です。
住所:青森県むつ市田名部町8-6   
電話:0175-22-3815

大きな地図で見る

7月20~24日の恐山大祭の時期以外は基本すいてます。
「毎日ガラガラだ」と飛内さん本人も言ってました。

 186.jpg
2階建てで、部屋数でいうとたぶん20近くあるそこそこの規模の旅館。
アクセスは、下北交通の「下北バスターミナル」から歩いてすぐ。(とびない旅館別館もあるので注意)
JRの下北駅からは距離があるけど、電話して都合つけば車で迎えに来てくれるみたい。もちろん駐車場完備!
宿泊費は、一泊二食付きで6,500円くらいだったかな?

IMG_3959.jpg
玄関にロボットがある時点でもう普通じゃない感ビンビン!しますが
それでは、とびない旅館の魅力を具体的に!



◎とびない旅館のここがスゴイ!

○飛内さんのホスピタリティーがスゴイ!!!
338.jpg

やはり、宿といえばホスピタリティー!お客さんを迎える「お・も・て・な・し」の心ですね。
そう言った意味では、ここは120点満点!いや、それ以上!完全に数値振りきれています!!!

宿泊中は基本マンツーマン接客です!!!
宿泊中はとことん飛内さんと語り合えます!!!(望まなくても)
宿泊中は飛内さんがお客に全力でぶつかってきます!!!(いろいろな意味で)


部屋ごとに一人の従業員が担当制でつく、今流行の旅館接客の極致でしょ!
旅先での目的に一つに「地元の人とのふれあい」を上げる人がいますが、
とびない旅館ではズブズブにふれあえます!

119.jpg 343.jpg
事実、俺ここに2泊して、夜旅館に帰ってきてからは一歩も外に出ていません。
地元の銭湯にも行きたかったですが、
夕食後そのまま飛内さんとの一対一の語らいタイムに突入!気づけば!23時過ぎ。
2日目も「明日早いからそろそろ終わりにしようか」と言われて解放されたのが23時。
日によっては1時2時まで語り明かす日もざらだとか。


○とびない旅館の大広間!プラモ部屋がスゴイ!!!
105.jpg

093.jpg 095.jpg
とびない旅館、客室は割と普通ですが。

大広間はスゴイ!!!
IMG_3966.jpg IMG_3965.jpg 118.jpg 115.jpg
102.jpg 099.jpg IMG_3968.jpg 100.jpg

飛内さんの趣味のプラモ・玩具等々のコレクションが旅館の大広間を完全に占拠しています!
これでも、翌日に団体さんが来るから片づけてあるとか。。。
飛内さん「お客さん、プラモ作る?」
俺 「いや、全く。あんまり興味なくて」
飛 「ダメだよ!男子はプラモデル作らなくちゃ!!!」 
・・・・・・
その後、飛内さんはプラモデルが趣味としていかに高尚か。
プラモ作りが脳に及ぼす良い効果等をこんこんとお話し下さいました。。。


圧巻だったのが、大広間の横にあるプラモ部屋!!
112.jpg

111.jpg 108.jpg 107.jpg 104.jpg

飛内さん「作っても作っても追いつかなくてさあ、どんどん溜まっていってさあ」
まさに『プラモの壁』としか言えない光景! 部屋の窓以外の3面の壁が天井までプラモの箱で覆われている。
プラモによる雪崩が心配だが、今まで崩れた事はないとか。


○とびない旅館の風呂がスゴイ!!!
123.jpg

日本には現在3人の銭湯ペンキ絵師が活躍しています。
丸山清人さん、中島盛夫さん、田中みずきさん。
そして、青森むつの地に人知れず活動する孤高のペンキ絵師を発見!!!

IMG_3970.jpg IMG_3974.jpg IMG_3972.jpg
とびない旅館の男湯、「とびないの湯」!!!(俺が勝手に命名)
風呂壁一面のペンキ絵は飛内さんが10年ほど前に一人で描いたモノで、
地元のむつ市の風景らしい。
127.jpg
なぜか?浴室には水鉄砲も完備!お子さん連れにはうれしいサービス!


○宿泊客が使う食堂の壁にもなぜ玩具が大量に!
335.jpg
331.jpg 332.jpg 334.jpg

上記のプラモ部屋は旅館の奥の方にあるので、そこまで戻るのが面倒で
食堂兼事務所でプラモを作ったりおもちゃで遊んでたら、こうなったとか。


あと、細かい所を上げていくとキリがないくらい
探せば旅館内無数に、おかしいな。。。イヤ!素敵な所がいっぱいです!!!

上記の大広間やプラモ部屋、浴室もこちらが言えば(言わなくとも?)
飛内さんが細かい解説付きで案内してくれます!




◎とびない旅館のここがヤバイ!
128.jpg

併設の下北妖怪ハウスがヤバイ!!!
IMG_3986.jpg

とびない旅館には、道を挟んだ向かいに「下北妖怪ハウス」という施設があります。
旅館本館もキテますが、こちらもヤバイ!

174.jpg 131.jpg 132.jpg 168.jpg
まず、一階部分はおもに鬼太郎を中心にした妖怪のマスクや巨大フィギア等が展示してあります。
これは10年ほど前に水木しげる大先生が「世界妖怪会議」でむつ市に来た際に
歓迎のパレード?の為に飛内さんが地元の人と一緒に作った物らしい。
※水木しげる先生とこの妖怪達が一緒に写ってる写真もあったけど撮り忘れた。
 133.jpg
この立体造形すべて飛内さんが型を一から作った物。
「地元の奴ら口だけは立派な事言うけど、やらせてみたら全然作れないの!」と
飛内さん、地元批判。。。

130.jpg IMG_3985.jpg 163.jpg
あと、地元の人向けの展示スペースもあります。でも、メインはやっぱり飛内さんの戦闘機プラモ!
自衛隊のパンフも。


169.jpg
この2階への狭い階段を上ると、「地獄」「商店街」があります!!!

まず、地獄!
136.jpg
うん・・・うん・・・
135.jpg 138.jpg IMG_3983.jpg IMG_3984.jpg
飛内さんは「いいでしょ!これ製作してる時、裸の女の亡者を外に干しといたらなくなったんだよ。
きっとエロい奴が盗んだんだ!」

全国各地の地獄系展示、結構地獄っぽい「音」を流してる所多いけど、ここは無音。
てっきりテープ止まってたりするのかなと思って、飛内さんに聞いたら
「音を足すのは違うと思うんだよね。」と強いポリシーがあるよう。


○そして、まぼろし商店街がヤバイ!!!
157.jpg

143.jpg
ここは架空の商店街「まぼろし商店街」。むつ市の商店街を、下北妖怪ハウスの2階に再現!
なので、とびない旅館の看板もあります。
160.jpg 146.jpg

173.jpg
色々な商店があり、一部他の人が作った部分もあるとか。

飛内さんのお薦めは、プラモ屋さん「売内模型」!!
179.jpg 142.jpg
飛 「1/100サイズとかのプラモデルを売っている模型屋が1/1サイズであったら面白いでしょ!」
これは確かに面白い思考だ!飛内さんの言ってる事がなんか分かった気がしました。


156.jpg
あとは軽食・喫茶店もあるよ!
扉を開けると、想像を絶する光景が!!!(なのであえて写真なし)

あと、ここで一番感銘したのは
「公衆浴場 魂乃湯」!!!
149.jpg
心の汚れを落とすという 「公衆浴場 魂の湯」
一応、全国の銭湯を趣味で調べて回っている自分ですが
こんな所に人知れず営業してる銭湯があったなんて!!!
で、中は完全な異空間! 大竹伸朗さん作の「Iラブ湯」並の衝撃度!
下手な現代美術はひれ伏すであろうイマジネーション!!!
(写真では伝わらないのであえて内部の写真なし。実際にその目で見てね)

183.jpg
ちなみに飛内さんのお父さんは飛内源一という名前で地元の議員だったらしい。
おじいちゃんも同じ名前とか言ってたかな?
俺 「飛内さんも議員立候補とか今後あるんですか?」って聞いたら
飛 「それはない!」と完全否定された。

話をする中で度々「地元の人は理解が足りない!」と嘆く飛内さんが
こうして『自分だけの商店街』を建物の2階にひっそり作っているのは、なんか感慨深い。



あと、今回見せてもらうの忘れてしまいましたが
352.jpg
とびない旅館の横のこの倉庫。
中に小型旅客機が格納されているという噂です!

あと、とびない旅館、座敷わらしで出るという噂です(笑)

掘ればまだまだヤバイ!所がどんどん出てきそうなとびない旅館!



◎とびない旅館のここに注意!

345.jpg

○電話予約時に注意!
まずとびない旅館には、「○○旅館です!」「何名様でのお泊まりですか?」「お待ちしております!」みたいな
マニュアル的電話応対はありません。
いきなり「この旅館の事どこで知った?」「ブログでしょ?」とか聞かれるので
そこはビビらず正直に答えましょう!
「旅の目的」とか「とびない旅館で何が見たいか?」等も聞かれると思うので
そういう時も物怖じしないでハッキリとこちらの希望を伝えましょう!
きっと飛内さんがその希望を可能な限り叶えてくれるはずです。

場合によっては、電話での話題が思いもよらない方向へ広がって行く事もあります。
(俺の時はなぜか自分の銭湯の趣味を絶賛されました)
その辺が分かった上でさあ!予約の電話だ! → とびない旅館電話:0175-22-3815


○話していると、飛内さんが熱くなるポイント・話題がいくつかあります。
地元や周囲の人達の話題になると、ちょっと危険です。
あと、政治な話題も危険です。
「お客さん、ここだけの話ね」といって、真顔ですげえ近く顔を寄られた時は震えました。
でも、飛内さん自身には悪意はないので、そういう時はとりあえず嵐が去るのを待ちましょう。
ちなみに
飛内さん 「飛内さんの事悪く言う奴は不幸になるよ!一家離散だ。飛内さんを褒める人はハッピー、大物になる!」
と言われたので、この記事全体、とびない旅館を絶賛する方向で書きました!ハッピー!ハッピー!

○話していると、必ず能町さん、ねこぜさんの話題になる
飛内さんと話していると、10分に一度くらい
「能町みねこさんは○○と言ってた」「ねこぜさん(青森を題材にブログ書いている有名な方)が~~」
という話が出てきます。
自分がその2人と全く面識がなくても必ず話題に出てきます!
これも、飛内さんがその2人が大好きで、特に悪意はないので気にせずに相槌を打っておきましょう。


○飛内さんのブログに注意!
「わたしのブログ」  ←飛内さんのブログ
知り合いとの連絡用に書いているというブログ
ほとんど意味が分かりません!
まあ、そこらへんの旅館等が営業宣伝目的で書いているブログとは全く別次元です。
でも時々イベントの告知等も載っています。



◎とびない旅館 is プライスレス!  ~とびない旅館2泊3日滞在記~

旅の魅力。それは他ではできない体験をする事。
皆さんもそんな『プライスレス』な経験してみたいと思いませんか?
そんな望みを叶えてくれるのが、「とびない旅館」!!!
プログラムは飛内さんのその日の気分次第♪毎日違います♪

☆☆とびない旅館は2泊以上すると、お客さんから身内・従業員にランクアップします☆☆


とびない旅館2日目の朝、飛内さんに突然「お客さん買い出し手伝ってくれない?」と言われました。
聞けばその日は恐山大祭の為数十人団体が来て、とびない旅館が一年で一番忙しい日だそうで
185.jpg
(↑見よ!このスリッパの数!)
その為飛内さんはホームセンターに買い出しに行くとの事。
せっかくなんで誘われるまま、一緒に着いていく事に。


188.jpg
てっきり手伝いを頼むくらいなので
一人では持てないくらいの大きな資材や重い備品を買うのかと思ったら。
買ったのは、歯ブラシ数本と家庭用台所洗剤2個ほど。。。
どう見ても袋入れれば片手で持てる量。。。
何のための手伝いだったんだ。。。
そうだ!きっと飛内さんは、ここでしかできない『プライスレス』な体験をさせてくれているんだ!!!


その日は恐山に行って大畑町方面に行って、戻ってくると
とびない旅館駐車場には不釣り合いな大型バスが!!!
328.jpg

すでに団体さんの宴会は終わっていましたが、
飛内さんとどこからか現れたお手伝いさん数人は、宴会の後片付けの最中でした。
俺の姿を見つけると、飛内さんに声掛けられます。
飛 「お客さん!飛内さん猫の手を借りほど忙しいの!手伝ってくれない!?」

正直、一日いろいろまわってヘトヘトでしたが、部屋に荷物を置いてキッチンに下りていくと
数十人分の御膳が積まれてて
飛 「お客さん、これ全部拭いてもう一回積んでおいてくれる!?」

それから、黙々と拭いては積み、拭いては積みの数十分・・・
まさに『プライスレス』な体験!


片づけがひと段落した所で
俺 「あの~。俺、今日の晩ご飯まだ食べてなんですけど」 と言うと
飛 「あっそうだった? 用意出来たら呼ぶね!」

しばらくして「お客さん用意できたよ~」呼ばれて行ってみると、
食堂のテーブルには衝撃の光景が↓↓↓↓↓




KC3Z2180.jpg
テーブルの上には、ご飯が入ったおひつと、空のマテ茶ペットボトル、そして医療用温シップ!!!
どれがおかず?!
まさに想像の斜め上! 『プライスレス』!

まあ、さすがにとびない旅館とはいえ、温シップをおかずにご飯を食べる訳はなく
その後、団体さんの宴会で出たメニューの残りが出てきました。ほっ!
KC3Z2181.jpg

KC3Z2182.jpg
デザートも超豪快です。

めしを食い終わって、疲れた。今日はよく寝れそうだ。と思いながら部屋に戻ろうとすると
飛内さんにまた声掛けられます。
飛 「お客さん、明日朝5時半から手伝いできる?明日の朝も猫の手借りたいほど忙しいんだ」
俺 「・・・ ・・・ ・・・とりあえず起きれたらでいいですか?」



翌朝



あえて目覚ましもかけなかったのに5時半ピッタリに起きてしまった俺。
こういう真面目さは自分でも嫌になる。

でも、この時はまだ期待していました。
実際に行ってみたら
飛内さんが「ごめん~お客さん~昨日の本気にしちゃった?冗談!冗談!寝てていいよ」というのを。


で行ってみると、
飛 「おはよう、お客さん! じゃあ、そのお膳に載っているお皿を全部そのまま銀のお盆に移してくれる!?」
329.jpg
俺 「・・・ ・・・ はーい」

それから朝5時半から8時前まで。
お盆にお皿を順番に並べ、お盆に納豆を置き、皿に生卵を置き、小皿に味付きのりを置き、
ノンストップで働きました。
330.jpg


その間、キッチンではいろいろな事がありました。
団体さんの鮭が2切れ足らなくて、パニックの飛内さん。
米を豪快にこぼす飛内さん。
平然とキッチンで隣の部屋の団体の悪口を言う飛内さん。
すげえ忙しいのに、突然ドイツの戦闘機について語り始める飛内さん。。。

お手伝いさんは慣れたものでそうした事にもほぼ無反応、
テキパキと飛内さんをフォロー、仕事をこなしていっていました。
客観的に見て飛内さんが一番戦力になっていない事はさすがに俺は言えませんでした。

早朝5時から貴重な職業体験!プライスレス!


でも、ここで一つの疑問が。。。
昨日から突然現れたお手伝いさん達(20代30代くらいの男女3人)、誰なんだろう?
なんかお金で雇われている感じもしないし。まさか!飛内さんの愛人?!
素直にその辺を聞いてみると
「まさか!別に彼氏いますよ!」
「息子が飛内さんのファンでそのつながりで手伝う事になって」
「飛内さんがプラモくれるって言ったんで・・・」 ←!!!
皆さんむつ市内や青森県の方で、飛内さんに頼まれて手伝いに来ているそう。

とりあえず、飛内さんには「ほっとけない魅力があるのは」確かだ!

※ちなみに通常のとびない旅館の食事はこんな感じ!
097.jpg ←夕食。汁ものに入っているのがとびない旅館名物・「いもすり餅」
125.jpg ←朝食。とびない旅館では必ず朝は栄養ドリンク付きます!



と、
飛内さんについてあーだこーだ!書きましたが、
飛内さんは、本当はとてもサービス精神旺盛で、とても優しい方です!
上記の謎の買い出しも、実はその帰りに俺の為に地元の銭湯の場所案内してくれました。
毎日出かける時、帰る時も必ず見送ってくれました。

青森から帰ってきて2カ月ほど。ずっとまたとびない旅館に行きたくてたまりません!
この文章書いてて益々です!
旅行先でまた行きたいと思う場所は多いけど、
ここまですぐにまた行きたいと思う事はほとんどありません。

俺が最初にここが日本最高峰の宿・最強の珍スポットと書いたのはそういう理由です。
とびない旅館の恐ろしい中毒性!!!


とびない旅館の魅力は、飛内さんご本人の魅力そのものなので
実際に会わないとなかなか分かりません!
ぜひ、恐山とセットで遠い遠い(県内の青森市や八戸市からも遠い)青森県むつ市行ってみてください!
行く価値は絶対にあります!!!


351a.jpg

ちなみにとびない旅館で一番不思議だったのは、
飛内さんが自分の事を(一人称)ずっと 「飛内さんはね~」と言っていた事。これはどうしても馴染めなかった(笑)


おしまい


「とびない旅館」
住所:青森県むつ市田名部町8-6   
電話:0175-22-3815

大きな地図で見る

| その他 | 13:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

誰も知らない「キリスト看板」(聖書配布協力会)の真実!

○誰も知らない「キリスト看板」(聖書配布協力会)の真実!
IMG_2799.jpg

まず 「キリスト看板」とは???

誰もが一度は見た事がある(はず)、黒看板に白や黄色の文字で
「キリストの~」「神は~」 等々の聖書からの言葉が書かれた看板。

IMG_2740.jpg IMG_1938.jpg IMG_2735.jpg IMG_2815.jpg 
地方に旅行に行くと必ず見つける! (特に寂れた町に多い)

このキリスト看板、実はすべて「聖書配布協力会」という団体が設置したものなんです!



看板は全国にあり、インパクトのある「聖書のことば」と、その配色・デザインから
写真に撮ったり、HPにまとめている人もいます。
自分の周りにもそういう方達が何人かいて。

でも看板はいっぱいあるけど、いざ「聖書配布協力会」の事となると情報が少なく、
一体どんな人が作って実際に張っているのか、ほぼ誰も知らない分からないという状態でした。
うーん気になる、知りたい!という事で
やってきました!
宮城県伊具郡丸森町にある聖書配布協力会の本部!!!
1401972461.jpg

今回2014年5月初旬に訪ねた際、会の中心メンバーの一人であるブローマンさんが対応してくれ
謎に包まれたキリスト看板や聖書配布協力会の事を丁寧に話してくれました。

目次 (↓クリックするとその記事の部分までジャンプします)
○「キリスト看板」の謎

○キリスト看板の歴史

○「キリスト看板」の作り方

○「キリスト看板」の掲示について

○聖書配布協力会について



※以下は、今回対応してくれたブローマンさんが話してくれた事を元に自分がまとめたものなので、
もしかすると解釈の違い・聞き間違え等もあるかも。
あと、自分は、聖書配布協力会の関係者でもなければ、クリスチャンでもないです。
その辺を理解した上で読んでください。




「キリスト看板」の謎


Q: 「キリスト看板」は一体何枚あるの?

A: 上記のブローマンさん曰く 全国に約500,000枚くらい!!!

途方もなく多い数に感じるが、全国各地であれだけの頻度で見るのだから、50万枚はある意味納得の数字かもしれない。
SMAPの最近のシングル販売枚数より多い数の「キリスト看板」が全国津々浦々に存在するのです!
そう考えると、「キリスト看板」って意外とポピュラー♪


Q: キリスト看板どこにあるの?

A: 北は北海道から南は九州まで!沖縄県以外の全国各地! 

たまにネット情報で「キリスト看板の南限は○○県」とか「△△県は××市以北はキリスト看板はない」
みたいな事が書かれているが、これらは大半が間違え。
「全国各地、キリスト看板がない地域はない!(沖縄以外)」「現在も拡大中」というのが正しい答えらしい。
しかし、キリスト看板が「多くある地域」と「薄い地域」は確実に存在するようで、
例えば東日本だと東京都23区とかはあまり見かけない。これは建物の建て替えが激しい等の理由があるのかも?


キリスト看板の掲示は、
聖書配布協力会の本部がある東北地方からスタートして東日本を中心に行っていって
20年ほど前から、西日本へ進出!
現在は、九州と北海道を中心に新規のキリスト看板張りを進めているらしい。
ちなみに沖縄県のみ、まだ看板掲示には行った事がないそう。
(確かにこないだ愛媛県のかなり遠方の町にもキリスト看板があって驚いた!)
KC3Z1625.jpg【愛媛県西予市明浜町】ポスターと被って分かりづらいが右の建物に張ってある

だからと言って、東北のキリスト看板がすべて古いものかと言うとそうでもなく、
壊れたり錆びたりしている物は順次取り換えたりもしてるそうで、宮城県でも最新の看板が張ってある所もある。
IMG_2758.jpg【宮城県丸森町】



キリスト看板の歴史
IMG_3457.jpg

まず、「キリスト看板」というあの形式を考え出したのは
今回対応してくれたブローマンさんの叔父さん(父親の弟さん)。
叔父さん、高齢で体調・日によってはなかなか話すのが難しそうで、
この日もちょうど横でご飯を食べていたが、直接話す事は出来なかった。

ちなみに、このブローマンさんのお父さん(数年前に他界)とその弟である叔父さんは、
聖書配布協力会の創設時代の中心メンバーの一人だそうだ。

活動の初期においては、今のような形式ではない看板や非常に大きい物、
コンクリートの壁にペンキで直書きされた物もあったそうだ。

画像引用  聖書配布協力会 HP より
http://www.bdljapan.com/gallery/images/p16.jpg http://www.bdljapan.com/gallery/images/p07.jpg http://www.bdljapan.com/gallery/images/p32.jpg http://www.bdljapan.com/gallery/images/p39.jpg http://www.bdljapan.com/gallery/images/p35.jpg 
 



IMG_2779.jpg
キリスト看板は、非常に多くの種類がある(100~200以上?)
「聖書のことば」を元に一度にたくさん作って倉庫にストックし、足りなくなったら随時作成追加。
その為、本部の倉庫には、たくさんの種類のキリスト看板が数百枚以上ストックしてある。
IMG_2796.jpg IMG_2792.jpg IMG_2798.jpg

大きさも大小様々で、薄い金属製の物が主流だが、ステッカータイプもある。
一番大きい物だと畳一畳サイズ。左の写真はそれを張るための台。
IMG_2797.jpg KC3Z2158.jpg



キリスト看板の作り方
IMG_2784.jpg

ここで簡単に「キリスト看板」の作り方を見てみよう。
ブローマンさんの話を元に自分でイメージ図を作ったのでそれで解説していきます。
これが分かっていると、今後のキリスト看板の見た方も全く変わるよ!

0.ことば選び
キリスト看板の言葉は、当たり前だがすべて聖書からの引用・抜粋である。
その中から大事な言葉やインパクトのあるモノとかをチョイス!
IMG_20140609_0001.jpg 【聖書 ・ 聖書配布協力会発行の『コンサイスバイブル 福音』】

1.「字」「型」作り
字体が毛筆で書かれた感じの看板は、上手な人(日本人?)にまず筆で紙に書いてもらい、それを元に型を作成。
ゴシック体の看板は、古いものに多く上記の叔父さん本人が直接型を切りだして作った物もあるそう。
最近は、パソコンを使って字を作る事も多い。
型を元に作成することで、誰でも量産する事が出来るらしい。
キリスト看板1

2.まず表が白い薄い金属板を用意
キリスト看板

3.黄色い字になる部分だけ先に黄色ペンキで塗る
キリスト看板3

4.型をあてる ※この型がどういう物なのか、今回現物が見れなかったんで不明。
キリスト看板4

5.看板全体に黒いペンキを塗る  ※黒色は均一にキレイについてるのでスプレー等使ってるのかも
キリスト看板8



6.型をはずして完成!  
キリスト看板7 IMG_3349.jpg

IMG_3350.jpg
実際の看板をよ~く見ると、黄色の文字のまわりだけペンキが厚くなっている(黄ペンキが下に塗られている)事が分かる。

簡単に言うと、キリスト看板の聖書のことばは
「文字を白で書くの」ではなく、「文字以外の部分を黒く塗りつぶしている」のだ!



このキリスト看板の作成方法も、ブローマンさんの叔父さんが考えたもので
安上がりでなおかつ非常に耐久性もある看板が出来上がる!
事実、キリスト看板は他業種の看板に比べ、時代が経っても文字がハッキリと読める物が多い。
これは、「文字を書く」のではなく、耐久性のある黒のペンキで「文字を抜く」という作り方に依るものだと思われる。
(看板によっては、黄色の文字は最後に直に書き足されるタイプもあるみたい。
キリスト看板は、字体だけみてもかなりパターンがあり上記の作成方法に当てはまらない物もありそう。)


この「黒・白・黄」というインパクトのある色使いデザインにもこだわり・狙いがあり
やはり人の目に止まりやすい配色、印象に残りやすいデザインである事。
最終的には、黒無地看板に黄色や白の点が一つ打ってあるだけでも
「あ、キリスト看板だ」「これは聖書の言葉のやつだ」と
人々に気づいて分かってもらえるくらいになればいいと思って作ってた 
とブローマンさんが半分冗談で話してくれた。
キリスト看板11 キリスト看板12 キリスト看板10
未来のキリスト看板!!!(想像図)

本部の倉庫にあった、非常に珍しい文字を直書きされた「キリスト看板」
IMG_2787.jpg
ブローマンさん話だと「かなり初期の物かも」との事



キリスト看板の掲示について
BdqIR4wCMAA0OF-.jpg

キリスト看板を掲示してもらう時は必ず家主や建物の所有者に許可を取っているそうだ。
この看板でよいか了解を取ったり、
掲示する看板の「ことば」をいくつかの中から家主に選んでもらう事もあるそう。
たくさんあるキリスト看板のパターンの中から
「うちはもっと柔らかい言葉がいいな」とか「この周辺、悪さする人が多いから強めの文言で」
と要望が出る事も。

基本的にキリスト看板を掲示している家だからいって
聖書配布協力会の関係者やキリスト教徒であるという事はほぼない。
ごくまれに、掲示をお願いしたら偶然キリスト教関係の方で好意的に掲示してもらったなんて事もあるそうだが。

やっぱり、
キリスト看板はいたずらされたり黒く塗りつぶされたりする事もあるそうで、
そういうのを見つけたら新しく看板に交換したり直したりしている。

IMG_2802.jpg
看板掲示の班(基本4人組で活動)は
車等にキリスト看板をたくさん積み込んで出発。
とりあえず、掲示できそう壁や場所がある家や建物にはローリングでどんどん声掛けていく。

昔は1日活動して50軒くらい掲示のOKもらえたが、今はどんなに頑張っても1日10軒程度。。。
やはり、現代の人達の意識の変化があるという。
最近は宗教、個人情報等を気にする人が多くなったから、昔はある意味色々な面でおおらかだった  
とブローマンさんは言っていた。
長い事やっていると、掲示してくれそうな家、そうでない家は雰囲気で分かるようになるが
一応全部に声掛けてまわるそうだ。
IMG_3388.jpg

現在の新規のキリスト看板掲示の中心地である、九州や北海道へは
数か月の期間をかけ、数十人単位でキャラバンを組んで遠征するそう。
基本、県単位で看板設置を含め伝道活動をしていく。

ちなみに看板の掲示場所については、場所を細かく記録したり、リストにしたりはしていないそうで
聖書配布協力会本部の人ですら、どこの町にキリスト看板が何枚あるか等 正確には分からないらしい。




聖書配布協力会 について
IMG_2775.jpg

全国にキリスト看板を張っている「聖書配布協力会」とは?どんなところか?
まず、ざっと概要をおさらい。
聖書配布協力会は、宮城県伊具郡丸森町に本部がある、キリスト教系の団体。
詳細な住所とかは非公開。

聖書配布協力会とは (聖書配布協力会HPから引用)
「聖書配布協力会」は、日本をはじめ世界中に、
聖書のことばを伝えることに専念しているキリスト者と、
それを支援するキリスト者の集まりです。
「地は、神の前で堕落し、地は、暴虐で満ちていた。」
と、聖書にあるとおり、今の時代は乱れに乱れています。
その中にあって、「聖書のことば」をそのまま伝えることを目的に、
互いに助け合って活動しています。


キリスト者?? 内容的には分かるような分からないような?

主な活動として (聖書配布協力会HPから引用)
・全国の小中学校、高等学校の児童生徒の希望者に 聖書の分冊を無料で配布。
・人が多く集まる路傍において、聖書のことばを放送。
・キリスト者による個人伝道活動。
・プラカードや看板による聖書のことばの伝達。


↑4番目がよく知られている「キリスト看板」にあたる。
ブローマンさんによると、七夕祭りの時期の仙台や、クリスマスの時期に東京等でプラカードの掲げての街頭活動や
学校の門前での聖書の配布も 看板と並行して続けているそうだ。
【※ネットで調べた感じでは、キリスト看板や特に街頭活動については、その不気味さから否定的な意見をもっている、人達やキリスト教関係の方達もいるようだ】

こちらが→ 聖書配布協力会 HP 
会の歴史や貴重な写真とかもあるので、興味ある人は見てみてみるといい。

画像引用 聖書配布協力会 HPより
http://www.bdljapan.com/gallery/images/p42.jpg http://www.bdljapan.com/gallery/images/p09.jpg http://www.bdljapan.com/gallery/images/p34.jpg http://www.bdljapan.com/gallery/images/p46.jpg


以下は会の中心メンバーの一人ブローマンさんから聞いた内容

まず、聖書配布協会の日本での活動スタートは、1950年の事。
昔、本部は宮城県の松島米軍基地内にあった。
(※現在、自衛隊の松島基地になっている。1945~1954年は進駐軍に接収されてた)
そこから移転地を探していて、現在の丸森町に。町営病院跡地の広い土地を購入して本部にした。
IMG_2811.jpg

ちなみに勘違いしている人が多いが(自分もそうだったが)
「聖書配布協力会」は宗教団体ではなく、あくまでボランティア団体だそうだ。
会の人達(キリスト者というらしい)は、別の仕事を持っている人も多く、
会の活動資金は、そうしたキリスト者達からの寄付等で運営しているそう。

関連がある所として
IT企業(あくまでキリスト教とは切り離してビジネスとしてやっているそうだ)と、幼稚園がある。
幼稚園は、仙台市内に数園ありそれぞれに数百人の園児がおり、
語学教育に力を入れているという事で近年は非常に人気があるそうだ。
入園はクリスチャンに限らず、幅広く門扉が開かれている。
この園に在園したからといって、無理にキリスト教に勧誘するなんて事は絶対にないとブローマンさんは言っていた。
【※上記の話は事実で、この幼稚園、仙台の地元でもかなり有名で入園の倍率も高いそうだ。
ちなみに宗教関係の団体が幼稚園等を経営するのはさほど珍しい事ではなく、
お寺や教会が運営している幼稚園は全国各地にそれこそ無数にある。】


聖書配布協力会の人達は、
終戦後日本に来たアメリカ人とその家族、布教の為に来日した人、
そしてキリスト教徒の日本人などで構成されているそうだ。

引用 聖書配布協力会HPより
http://www.bdljapan.com/gallery/images/p01.jpg http://www.bdljapan.com/gallery/images/p03.jpg http://www.bdljapan.com/gallery/images/p08.jpg http://www.bdljapan.com/gallery/images/p15.jpg


現在、創設のメンバーは高齢で、活動の中心はブローマンさん達・息子世代や孫世代に移っているよう。
ちなみに活動は日本にとどまらすアジアの中心として世界各国18カ国に及ぶそうで、
宣教師は、全世界で400人ほどいるらしい。
↓下記の地図の黒い点が、聖書配布協力会の活動拠点のある場所。
IMG_2806.jpg



IMG_2769.jpg IMG_2803.jpg
そして、聖書配布協力会の人達の一部が
丸森町の本部の敷地内に暮らしている。
中の雰囲気は、思っていた以上に明るく、芝生あり外国製のアスレチック遊具ありで、さながらアメリカのよう!
敷地内にはなんと歯医者もある!

IMG_2766.jpg
隣接する小学校は、上記の幼稚園とは違い基本的に通っているのは、
聖書配布協会本部で暮らしている子どもたちと近隣に住むキリスト教徒の子どもたちに限定されてる。
小学校卒業後は、通信教育で勉強続けたり、地元の公立中学校に進学したり様々だそうだ。
成人すると、この地にとどまって関連企業等で働く人もいれば、もちろんここを出ていって別の道を選ぶ人もいる。
そのへんは個人の自由らしい。


聖書配布協力会の人達は
あの不気味な看板とは裏腹に
非常にフレンドリーで、ブローマンさんを筆頭に
初めて会った自分に対しても、丁寧親切にキリスト看板や協力会の事などを説明対応してくれた。
やはり現地に行って実際に会ってみないと、本当のところは分からないね!!



おまけ: 非常に珍しい掛け軸タイプの「キリスト看板」
IMG_2805a.jpg IMG_2810.jpg IMG_2807.jpg

※聖書配布協力会の本部、
上記の通り、会の方が普通に暮らしているので
(いないとは思いますが)写真撮影目的等で敷地内に無断で侵入したりするのはやめた方がいいと思います。

IMG_2814.jpg



聖書配布協力会のある宮城県伊具郡丸森町、
キリスト看板ももちろんあるけど
駅前のラーメン屋などなかなかいい雰囲気の街でした。
福島から丸森へ行く、阿武隈急行も改札・車窓等とっても良かった!
IMG_2734.jpg IMG_2739.jpg IMG_2743.jpg IMG_2744.jpg IMG_2757.jpg
IMG_2728.jpg IMG_2731.jpg IMG_2737.jpg IMG_2738.jpg IMG_2746.jpg
IMG_2748.jpg IMG_2750.jpg IMG_2752.jpg IMG_2753.jpg IMG_2756.jpg
IMG_2720.jpg IMG_2819.jpg


おしまい

| その他 | 22:45 | comments:34 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

黒川晃彦さんの彫刻 【黒川さん巡り】

○黒川晃彦さんの彫刻【黒川さん巡り】
IMG_0095.jpg

これ、銭湯巡りとは全く無関係なんですが、

数年前から黒川晃彦さんの野外彫刻作品巡りをしています。
黒川晃彦さんとは 彫刻家で、全国各地に点在する
「裸でサックスを演奏する恰幅の良いおっさん」の銅像の製作者の方です。
おっさんだけでなく、猫やトランペッター、少女の像もあります。
もしかする自分のまちや旅先で見た事ある人いるかもしれません。

みうらじゅんさんが「勝手に観光協会」「シンボルず」等で取り上げて
通称「黒川さん」「ヌードサックス」「裸サックス」「ヌ―銅」 と呼ばれています。

この【黒川さん巡り】やっている方は非常に少ないと思うんですが
やり始めると凄い楽しいです!!!
まずは、自分のうちの近くの黒川さんを探して行ってみましょう!
話はそれからです!!!



黒川晃彦さんは、彫刻家であり写真家でもあります。 
黒川さんは2014年まで、長年多摩美術大学彫刻科の教授をされていて、
それと同時に、全国各地に野外彫刻を制作し、展覧会も多く行ってました。
美術・彫刻関係の賞のほかには、2007年にみうらじゅん賞も受賞しました!
詳しい経歴や受賞歴等は、「多摩美術大学 教員紹介」(アーカイブ)で。


今まで行った黒川さんの作品の所在地のマップを作りました!
 黒川晃彦さん作品マップ 


マップ上の目印はかなり正確に置いたつもりですが、もしかすると間違っている可能性もあります。
たぶん、このマップを見ないと辿り着けない場所が多数あります。


○今までに訪ねた黒川さん
現在確認できたもので、黒川晃彦さんの野外彫刻は、全国51か所にあります。
そのうち48か所は訪問済み!
今までに訪ねた黒川さん(画像あり) ※文書の内容は両方とも一緒です。
今までに訪ねた黒川さん(画像なし) ←訪ねた時にはじめて実物を見たい方はこちら。


個人的にお気に入りの「黒川さん」 
東西のメッカ、空間調和ベスト5、凄い黒川さんベスト5、地元愛されナンバー1! を勝手に紹介


「黒川さん」の楽しみ方
黒川さんの楽しみ方、訪ねる際の注意点などをまとめました。


☆未掲載の「黒川さん」や黒川晃彦さんについての情報があったら
コメント、メッセージ等で教えてください!



公式HP「黒川晃彦の彫刻と写真」
(※公式HP現在なくなってしまったので、上記のリンクはアーカイブです)

◎黒川晃彦さんは多摩美術大学彫刻科の教授をされておられました。
この度、2013年11月13日(水)〜11月30日(土)多摩美術大学彫刻棟ギャラリーで
「黒川晃彦 退職記念展 - Last Temptation -」が行われるようです
→ 詳細ページ

| その他 | 11:19 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

「黒川さん」の楽しみ方

○「黒川さん」の楽しみ方
IMG_1810_20191109230217f65.jpg

(あくまで自分の楽しみ方なので、それぞれの楽しみ方を見つけてください♪
ただし、作品を汚す行為や傷つける行為はやめましょう!)


0.遠征計画
全国各地に散らばる黒川さん。
好きとは言ってもなかなかそれだけの為に地方まで行くのはハードルが高い!
そこで何かの用事で旅行に行く時、公式HPを見て目的地の近くに黒川さんがいないかチェック!
なんとか時間の都合をつけて、黒川さんを訪ねます。
まあ、とりあえずは自分の街の近くの黒川さんに行くのがおススメ!

1.行く準備
黒川晃彦さんの公式HP(←アーカイブ)には、地図のリンクがあるので
その地図を印刷したり、いる場所の名称(○○公園とか)の住所を調べておきます。
地図より場所の名称の方を重視した方が良いです。
↓確実にたどり着きたい人向けに、黒川晃彦さん作品マップを作りました。


2.迷う
現地に向かいますが、よく迷います。
これは上記の公式HPの地図が実際の場所とずれている事が多いからです。
地図を信じて行って、知らない町の山中をさまよった事もあります。
分からなくなったら、近所を散歩しているおじいちゃんに「この辺に楽器とか持っている銅像ありませんか?」と聞くと
たいがい変な目で見られますが、「あれかな??」と言いながら親切に教えてくれます!

でも、この迷う行為も黒川さん探しの一つの魅力かなと思います。

3.見つける!
地図、近所の人の情報を頼りに目的地に向かい、遠くに黒川さんが見えた時の感動!
これが黒川さん探しの醍醐味です!
だんだんと慣れてくると見えなくても黒川さんが近づいてくるのを肌感覚で感じるようになります!
(たぶん、錯覚ですが)

4.写真を撮る
周りの風景込みの全体像、個別の写真、タイトル、
あと「A.CROKAWA」の署名と製作年(←だいたい、お尻のあたりにある事が多い)を写真に収めて堪能!

5.空間を楽しむ
だいたい、ベンチ等が設置されている事が多いので
黒川さんと一緒に座って、黒川さんと同じ目線で街を眺めたり、お茶を飲んだりして
ひと時を楽しみます。

6.写真を撮ってもらう
通りすがりの通行人に黒川さんとの写真を撮ってもらう!
これは、全国の黒川さんを巡ってるうちにもう一つハードルをあげたくて始めた事です。
こうする事で近所の人に「黒川さんがここにいるよ!」というアピールにもなると勝手に思ってます。
でも、場所に寄っては人通りが全くいない所もあるので厳しい場合も。
まれに、黒川さんに興味をもって話を聞いてくる方もいます(本当にまれですが)

7.きれいにする
やはり、野外彫刻なので汚れている事も多いです。
サックスの中にゴミを詰めたり、落書きをしている不届き者もいます!
なので、可能な範囲でゴミを取ったり、汚れを拭いたり。
あと、その黒川さんのきれいさで、その地域でどれくらい黒川さんが愛されているかも分かります。
場所によっては、冬場マフラーまいてもらったりしてる黒川さんもいるようです。


ここまで読んだら、黒川さんの事が気になってきたでしょ?
まずは、自分の家の近くの黒川さんを調べて会いに行きましょう!
そうすれば、この楽しさが分かるはず!

| その他 | 10:23 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT | NEXT